母国のレジェンド超えも!インテル新鋭FWの驚異的な決定力が明らかに

2019年03月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

バティストゥータやクレスポといった先達と比較しても…。

イカルディの欠場に伴い2月中旬以降はCFで先発出場をしているマルティネス。その奮闘ぶりに、早くも「新エース」と持ち上げるインテル・ファンも。(C)Getty Images

 現地時間3月17日に開催されたミラノ・ダービーは、接戦の末、3-2でインテルに軍配が上がった。その大一番でチーム3点目となるPKを決めるなど、勝利に貢献したアルゼンチン代表の新鋭ラウタロ・マルティネスに関する驚きのデータが明らかになった。
 
『EUROSPORT』が算出したのは、1989-90シーズン以降で、23歳以下のアルゼンチン人FWがセリエAに初参戦したシーズンの1ゴール当たりの出場時間。その統計によれば、1991-92シーズンにフィオレンティーナへ加入したガブリエル・バティストゥータ(当時22歳)は、179分で1ゴール。96-97シーズンにパルマへ加入したエルナン・クレスポ(当時21歳)もほぼ同じで178分となっている。約2試合に1点を挙げている計算だ。
 
 インテルの先輩マウロ・イカルディ(当時20歳)は、サンプドリア時代の2012-13シーズンで212分。時同じくしてパレルモへ加入したパウロ・ディバラ(当時19歳)に至っては、428分だった。
 
 そして、18年夏にラシン・クラブからインテルに加入したマルティネスは、セリエA28節終了時点で公式戦29試合に出場して9ゴールをマーク。1ゴール当たりのプレー時間は164分で、前述したバティストゥータやクレスポといったレジェンドよりも高い決定力を発揮していたことになる。
 
 イカルディの欠場でチャンス得た形になっているとはいえ、このデータから判断すると、マルティネスが限られた出場時間で十分な結果を残していると言えるだろう。

 構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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