「勝利に繋がる仕事をしたい」久保建英がホーム開幕戦前に明かした今季の手応えと”得点0”への不満

2019年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

FC東京の新10番・東も絶賛「スタメンで出てくるなと感じていた」

2節の湘南戦も先発した久保。本人も話した通り、あとは結果を残すだけだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 3月10日、FC東京はリーグ3戦目にして、ホーム開幕戦を戦う。味の素スタジアムで迎え撃つのは鳥栖。未だ勝利はないが、スペイン人のルイス・カレーラス監督が今季から指揮を執り、元スペイン代表のフェルナンド・トーレス、元バルセロナのイサック・クエンカらを擁するタレント集団だ。
 
 難敵に対し、どう挑むのか。注目の一戦を前に、青赤軍団の主軸、東慶悟と久保建英がスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」に登場。J1リーグ3節のプレビューショーで意気込みを語っている。
 
 そのなかで久保建英は鳥栖戦に向け、「前にはクエンカ選手や金崎夢生選手やフェルナンド・トーレス選手。パンチの効いた個がいる。なので、個でも負けたくないし、チームの勝利に繋がる仕事を大なり小なりしていきたい。個人としては早く得点を取りたい」と心のうちを明かした。
 
 意気込みを語った久保は開幕から2試合連続でスタメン出場中。プレーで違いを見せており、その表情から充実感が伝わって来る。
 

 実際に、右サイドハーフで示す存在感は先輩たちも認めるところ。番組に登場した東は「ドリブルで運んでくれるのは、去年のチームになかった部分。まだまだいいところは出るなと思うし、彼自身もまだまだよくなっていくと思うので、それを生かしてあげたい」と絶賛。

 今季のパフォーマンスは開幕前から予見していたとも話し、「練習以外の部分はまだまだ高校生だなと思いますけど、今年はキャンプから違うなと誰もが分かるぐらい、彼の取り組みはスタートから違った。なので、間違いなくスタメンで出てくるなと感じていた」という。
 
 とりわけ、久保がインパクトを残したのは川崎との開幕戦。テクニックを存分に見せつけ、直接FKからゴールを強襲するなど、随所にキラリと光る才能を垣間見せた。守備でも昨年とはまるで別人のような働きを見せ、ボールを奪う回数も随分増えている。

次ページ手応えを得ながらも、なぜ久保は自身の出来に納得していないのか

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