【J1展望】磐田×大分|前線の連係に課題を抱える磐田、両サイドの攻防がリーグ初勝利の鍵か

2019年03月08日 サッカーダイジェスト編集部

磐田――背後を一気につく攻撃とセットプレーを警戒

故障者/磐田=森谷、田口、大井 大分=三竿
出場停止/なし

J1リーグ3節
ジュビロ磐田-大分トリニータ
3月9日(土)/15:00/ヤマハ
 
ジュビロ磐田
今季成績(2節終了時):11位 勝点2 0勝2分0敗 1得点・1失点
 
【最新チーム事情】
●6日のルヴァンカップはリーグ戦から全選手を入れ替え。中野のゴールで今季初勝利。
●その中野に監督は「課題はあるが、心技体が充実している」と期待。
●負傷離脱中の森谷が練習に部分合流した。
●右SBでフル出場を続ける松本が古巣・大分との対決を「楽しみ」と語る。

【担当記者の視点】
 前節・広島戦は0-0に終ったが内容は悪くない。トップ下の大久保がボランチの位置まで下がり、山田と上原とバランスが取れたトライアングルを形成して組み立てと守備に加担することでボールを握った。紅白戦での課題を受け選手同士で話しあったというやり方に、監督も選手も手応えを得たようだ。

 ただし、攻撃については改善の余地ありと口を揃える。名波監督も「ボールホルダーの状況が良いにも関わらず、前線での背後への動きが少ない。アタッキングサードに入ってからの工夫ももっと必要」と語る。SBがインサイドに入る新戦術とともに、攻撃面がどう進化するかは今後の見どころだ。

 大分に対しては、背後を一気につく攻撃とセットプレーを警戒。「チームにとって本当に大きかったと思う」と名波監督が言う水曜日の勝利で自信と弾みをつけ、ホーム連勝、リーグ戦初勝利を期す。

次ページ大分――休息十分の主力が適地に乗り込む。

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