【鹿島】ブレイク必至のボランチ名古新太郎。内田篤人がその秘めたるポテンシャルを解説

2019年03月06日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ガチャンと行けるし、ターンも上手い」(内田)

ジョホール戦でACLデビューを飾った名古。エンジンがかかった後半は好プレーを連発した。写真:滝川敏之

[ACLグループステージ1節]鹿島2-1ジョホール/3月5日/カシマ
 
 特別指定だった昨季に、すでにJ1デビュー(21節の名古屋戦)を飾っている名古新太郎が、3月5日のACLグループステージ1節のジョホール戦で今季公式戦初出場。ボランチで先発して87分までプレーし、2-1の勝利に貢献した。
 
 やや固さが見られた前半は、攻守両面で際立つパフォーマンスは少なかった。ただ、後半はギアをひとつ上げたか、要所でプレーに絡みながら、存在感を発揮。リズミカルなボールタッチからテンポ良く配給すれば、出足の鋭いプレスで敵の攻撃の芽を素早く摘み取る。ビルドアップでも頼りになり、攻撃にも積極的に顔を出した。
 
 今後に期待を抱かせるパフォーマンスだった。相手との実力差はあるにせよ、アジアレベルでも十分に通用する実力を示したと言っていいだろう。
 
 常勝軍団のボランチの熾烈なレギュラー争いに名乗りをあげた大卒ルーキーを、内田篤人は次のように見ている。
 
「あいつは、ガチャンと行けるからさ。ファウルになっちゃったりもするけど、それがあいつの持ち味。(静岡)学園出身だけあって、ターンとか上手いんだよね、実は。だから、もうちょっとやれるはず」
 
 パワフルかつテクニカル。実戦を重ねることで、その実力はさらに引き出されるはずだ。ポテンシャルを秘めた名古の飛躍を楽しみに待ちたい。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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