【移籍市場超速報】復調アデバヨールにも、ミランは興味

2014年03月13日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

トッテナムに情報照会をした模様。

ヴィラス・ボアスからシャーウッドへの政権交代を機にスタメンに返り咲き、復調をアピールしているアデバヨールに興味を示しているのがミランだ。 (C) Getty Images

【ミラン】アデバヨールにも興味

 ミランは、トッテナムでティム・シャーウッド監督の下、輝きを取り戻しつつあるエマニュエル・アデバヨールにも関心を示している。契約は2015年まで残っているが、トッテナムに情報照会をした模様だ。今夏思わぬ動きがあるかもしれない。

【マルメ】CBヤンソンにウディネーゼ、ジェノアが興味

 スウェーデンU-21代表のポンタス・ヤンソンにウディネーゼ、ジェノアが興味を示している。身長194センチ、フィジカルコンタクトと空中戦に強い典型的な北欧の大型CBだ。いまのところチェックリストに挙がっている段階だが、どちらかのクラブが獲得に動き出す可能性は高い。

【翻訳:片野道郎】
【翻訳者からのごあいさつ】
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。

 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。

 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。

 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。

 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。

 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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