【鹿島】上田綺世が入団内定会見で決意表明!「ずっと鹿島に入ってやりたいと思っていました」

2019年02月20日 松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

すでに特別指定選手に登録されており、今季中のJデビューも

会見では早期の活躍を誓った上田。今後の成長に期待が懸かる。(C)SOCCER DIGEST

 2月20日、法政大は2021年シーズンから鹿島に加入する上田綺世(2年)の入団内定会見を行なった。
 
 上田は鹿島学園高時代から将来を嘱望されてきたストライカーだ。182センチの上背と驚異的な跳躍力、相手を置き去りにする一瞬のスピードで多くのゴールを奪ってきた。ただ、怪我も多く、満足のいくプレーができない時もしばしば。高校卒業時にはプロから声が掛からず、自身を鍛え直すことを誓って2017年に法政大に進学した。
 
 すると、1年次からその才能をあますことなく発揮する。関東大学リーグ1部ではいきなり12ゴールを挙げる活躍を見せ、同年12月には世代別代表にも招集を受けた。昨年も同リーグで11得点。U-21代表ではゴールゲッターとして目覚ましい活躍を披露し、11月のUAE遠征では大会MVPと得点王の2冠に輝いた。

 大学のみならず、東京五輪を目指すチームでも確固たる地位を築いた上田。その結果、学生生活を2年残したタイミングで加入内定が決まり、いち早くプロの世界に挑戦する権利を掴んだ。
 
 中学時代は鹿島の下部組織で育っており、上田にとっては古巣への帰還でもある。自身の夢であったプロサッカー選手としてのキャリアを鹿島でスタートさせることについて、上田は「ずっと鹿島に入ってやりたいと思っていました」と、会見で自身の想いを述べた。
 
 そして、大学2年のタイミングで進路を決めた理由についても言及。「僕は年代別代表を経験させてもらって、(Jクラブへの)練習参加もいくつか行かせてもらいました。練習試合やトレーニングをするなかで、レベルの差も感じたんです。なので、Jクラブで特別指定選手として経験させてもらい、最終的にプロに入ってより活躍できる環境に持って行きたかったのでなるべく早く決めたかった」と、自身が成長するために決断を下したという。
 
 ここからどのような成長を遂げるのか。すでに上田は特別指定選手として登録もされており、早期のデビューが期待される。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWEB編集部)
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