「ボールには触れたんだけど…」マドリーの守護神クルトワがあわや同点弾の“衝撃ヘッド”に言及!

2019年02月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「ナーバスにさせようと思った」とゴール前へ

試合終了間際にヘディングシュートを放ったクルトワ(25)。ボールは惜しくも枠を外れた。(C)Getty Images

 決まっていれば、リーガの歴史に残るゴールになったのは間違いない。

 2月17日に開催されたラ・リーガ24節、17位に沈むジローナをホームに迎えた2位レアル・マドリーは、25分にMFカゼミーロのヘッドで先制したものの、後半に2点を奪われてまさかの逆転を許す。

 90分にはキャプテンのCBセルヒオ・ラモスが2枚目のイエローで退場。万事休すかと思われた後半アディショナルタイム5分にCKを獲得する。

 この最後のチャンスに「(ジローナを)ナーバスにさせようと思った」と、ゴール前に上がったのがR・マドリーの守護神ティボー・クルトワだ。199センチの長身GKは、MFトニ・クロースの正確なCKを軽くジャンプをしてヘディングで捉える――。

 渾身のヘッドは、惜しくもゴールやや右隅にそれてしまい、劇的な同点弾とはならなかった。結局、試合はこのまま終了。R・マドリーの連勝は5でストップした。
 
 試合後、クルトワは、次のようにコメントしている。

「何が起こったのかわからない。前半は自分たちのペースでプレーしていたけど、後半は(前節の)アトレティコ戦や(チャンピオンズ・リーグの)アヤックス戦のようなリズムでできなかった。ジローナに主導権を握られ、チャンスを作られてしまったね。とても重要な3ポイントを落としてしまった」

 またシュートシーンについては、「ボールには触れたんだけど、枠を捉えられなかった」と悔やんだ。

 この敗戦で、3月2日に行なわれる首位バルセロナとのエル・クラシコを前に、その宿敵との差が9ポイントに開いてしまった"白い巨人"。文字通り痛恨の黒星となった。
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