「オオー! ナゴヤ~!」リネカーが懐かしの名古屋時代を回想!ファンの失望を買った名手の本音は?

2019年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサ時代はクライフとの考え方が違いすぎた

英メディアの人気企画に登場したリネカー。そのトークスキルは現役時代のプレー同様に“軽快”だ。 (C) Getty Images

 英メディアの恒例企画で、元イングランド代表ストライカーが懐かしの時代を自ら回想した。

 現地時間2月15日、『BT Sports』の人気企画「what I wore(私は何を着ていたか)」が更新され、1980年代に欧州サッカー界で大活躍した名手リネカーが登場したのである。

 復刻版ユニホームがサッカー界でヒットしている潮流に乗って同メディアが始めたこの企画は、現役もしくは往年のプレミアリーガーの前に自身に関連する"オールドスクール"なユニホームを用意。当時の思い出を語ってもらうというもの。

 これまでにトッテナムのデル・アリや、元チェルシーの名MFで、現在は同クラブのヘッドコーチを務めているジャンフランコ・ゾーラ、そしてサッカー界屈指の"オシャレ番長"エクトル・ベジェリン(アーセナル)が登場してきたこの企画に満を持して出演したのが、リネカーだった。

 英公共放送「BBC」の人気サッカーハイライト番組「Match of the Day」の司会者として人気を博しているだけあって、リネカーのトーク力は抜群。これまでのどのゲストよりも軽快だ。1986年から3年間在籍したバルセロナの当時のユニホームを手に取ると、こう振り返ってみせた。
 
「これは特別だよ。全てのトップにいるように感じられる。でも、あんまり良い思い出ばかりでもないな。僕が3年目を迎えた時にクライフがやってきたんだ。彼との考え方はあまりに違い過ぎた。

 チームに外国人選手は2人しか許されず、しかも彼は僕のポジションをいじりはじめたのさ。公式戦で、最初のシーズンに20ゴール、次のシーズンには21ゴールを決めていた僕を彼はシーズンを通してウイングとしてプレーさせたんだよ。

 その決断で僕の得点率は殺された。彼が僕をこぶだと考えていることは明白だったね。でも、僕は彼が監督として何をしてきたかを知っていたからプレーに集中したよ。僕らがヨーロッパでのカップウィナーズで勝った時は本当に嬉しかった」

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