ダービーでアトレティコ・サポーターを挑発? ベイルに最大で12試合の出場停止処分が下る可能性も!

2019年02月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリーはクルトワの一件が問題視されないことに苛立ち。

ベイルはこのあとメインスタンド側にまわり、サポーターに向かって挑発的とも言えなくないジェスチャーを…。(C)Getty Images

 レアル・マドリーのガレス・ベイルは2月9日、アトレティコ・マドリーとのダービーマッチで途中出場からチームの3点目となるゴールを決め、3-1の勝利に貢献した。ベイルにとっては、マドリーでの通算100点目となるメモリアルゴールだ。

 それが理由かは分からない。ベイルは得点を決めると、右ひじを曲げて腕を直角に立て、左手でひじの内側を叩くジェスチャーを見せた。これが大きな問題につながるかもしれない。

 スペイン紙『Marca』によると、ラ・リーガがベイルのジェスチャーを「挑発的」「下劣」として、スペイン・サッカー連名(RFEF)の競技委員会に報告したのだ。

 競技委員会がベイルのジェスチャーを挑発的だったと判断し、相手サポーターの敵意を生んだとみなした場合、4試合から最大で12試合の出場停止処分が科されるという。そうでなくても1~3試合、あるいは最長1か月の出場停止処分が科される可能性がある。
 
 スペイン紙『AS』によると、マドリーはこれを受け、ダービーで話題となったティボー・クルトワに対するアトレティコ・サポーターの行為が問題視されなかったことに苛立っているようだ。

 古巣アトレティコのファンから不評を買っていたクルトワは、かつてのサポーターから「裏切り者」などと書かれたネズミの人形や、ライターにコイン、さらにはガラスの瓶を投げつけられた。リーガがこの問題に言及せず、ベイルを処分対象としたことに、マドリーは怒りを覚えているという。

 いずれにしても、もし12試合出場停止となった場合、ベイルはバルセロナとのクラシコはもちろんのこと、残りシーズンのほとんどの試合に出られないことになる。当然、マドリーとサンチャゴ・ソラーリ監督にとっては痛手だ。競技委員会の裁定が注目される。

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