【三浦泰年の情熱地泰】ブラジル編|異国での生活がスタート!! 初日から元同僚の息子や元セレソン選手らと出会う!

2019年02月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

約30年前とは大きく変わった通信手段。昔はカズと愚痴っていたが…

サンパウロでコパ・リベルタドーレスの試合を観戦。ブラジル到着からすぐにサッカーに囲まれた生活を送っている。

 ブラジルでの生活が始まった。留学生として長期滞在して以来、約30年ぶりのブラジル暮らしである。
 
 サンパウロのグアルーリョス国際空港に到着したのは、朝の5時半だった。
 
 サンパウロは生憎の雨。朝方ということもあり、まだ真っ暗な中、強い雨が降っていた。久しぶりの僕を迎えるには、悪天候すぎる(笑)。オマケに夏だというのに寒い。
 
 そういえば2泊したニューヨークでは、来る前は零下16度という極寒だったようだ。それが滞在期間中は、半袖でも大丈夫なくらいの気候になっていた。ニューヨーク滞在時は友人にお世話になり、この時期としては最高に過ごしやすく、友人に感謝の気持ちでいっぱいだ。彼はニューヨークで成功している日本人のひとりで、たくさんの話に刺激を受けた。
 
 さて話はブラジルに戻り、最悪の天候から、まずは知人の紹介によって20日間で借りているマンション(アパートメント)に入居。
 
 ネット環境は完璧。建物にもWi-Fiが整備されてもいるし、日本からもグローバルWi-Fiを持って完璧に整えている。グローバルWi-Fiを片手に「GO BEYOND」のGO-BEYONDERとしてバックアップしてもらい日々充実。
 
 18歳の留学生の頃、日本への連絡手段は固定電話か手紙。日本に電話をするために、知人の家にドルを握りしめて向かい、お願いしていたのが懐かしい。手紙は毎日、郵便ポストを確認しては「まだ返事が来ない……」と、弟のカズと「本当に手紙は着いているのか……」と愚痴ったもんだ。
 
 それが今はこのような時代。
 
 Wi-Fiを繋ぎ、LINEやWhatsAppを利用すれば、経費もかからず連絡を取れるし、会話だってできる。時代は本当に変わった。海外で頑張る人をサポートしてくれるGO-BEYONDにも感謝だ。
 
 そして昼を知人のお寿司屋さん「謙造」でいただいた。ここのお寿司はサンパウロナンバーワン。マグロは絶品だ。
 
 昼過ぎにはトルコ在住で日本とブラジル、ヨーロッパを行き来しながら代理人業を中心に活動している大坪健太君(健太)と初めて顔を合わせた。
 
 友人に紹介してもらい、初めてブラジルで会い、街のバールでアサイースムージーを飲みながらサッカー事情を熱く語り合った。日本にいても出会うことのできなかった彼とサンパウロで出会う。嬉しい出会いのひとつだ。
 
 家に戻り、テレビをつけるとバルサvs.レアル・マドリーのクラシコが放送されていた。
 
 その後、予約したブラジル料理店を健太に紹介され、そこにはミルトン・デ・クルスの息子さんであるタデウ・クルスと会食。お父さんのミルトン・クルスは読売クラブ時代の同僚だ。センターフォワードで素晴らしい選手だった。
 
 彼の息子さんとの出会い。これもまた縁深い出会いで、嬉しい限りだ。サッカーの話は、僕らの関係を早く縮めてくれる。
 
 到着からそんな時間を過ごしているうちに、日本から父と斉藤浩史(読売クラブ、清水エスパルス時代の同僚で後輩)がグアルーリョス国際空港に到着。その後、日本レストランで落ち合う。
 
 時差を考えると寝てはいけない……。またまたサッカーの話。レストランのテレビにはリベルタドーレス杯、サンパウロとアルゼンチンのチームの試合が流れている。

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