【浦和】すでに師弟関係?ニューカマー山中亮輔がキャプテン柏木陽介に抱いた印象

2019年02月12日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「経験があるし、キャプテンだし、浦和の象徴みたいな選手」

今季から浦和に加入した山中。すでにチームには溶け込んでいるようだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 今季、横浜F・マリノスから浦和レッズに移籍した山中亮輔が2月11日、さいたま市内で開かれたキックオフイベントに参加した。
 
 司会者からの新加入選手インタビューの時間では、事前に寄せられた柏木陽介からのひと言メモが公開される。山中が明かされたのは、ファッションについてだ。
 
『プライベートでは常に全身真っ黒だけど、まあ個性だと思うし、金髪が差し色になっているから良いと思います』
 
 そんな思わぬ"暴露"に、山中は「陽介くんみたいにオシャレな人に言われると嬉しいです。そこまで見ているなんて、ピッチ内外で視野が広いですね」と返答し、会場の笑いを誘った。
 
 サッカーとは離れた私生活の話にも真摯に応えるのは、山中の魅力だろう。イベント後の囲み取材でも、「プライベートもサポーターのみなさんに知ってもらえたら。応援してもらえるような選手になりたいし、愛される選手でいたいと思うので、良かったと思う」と話していた。

 さらに、この日は黒とグレーのストライプのシャツを羽織り、真っ黒のパンツを履いた山中は、情報をリークした柏木について言及する。
 
「陽介くんとは始動前からコンタクトをとらせてもらっています。岩波(拓也)とは以前から仲が良かったので、そこのつながりで。結構食事に連れて行ってもらったりして……すごく面倒見の良い先輩で、すごく助けてもらっています」
 
 もちろん、いち選手としても一目置いている。
 
「経験があるし、キャプテンだし、浦和の象徴みたいな選手。1日でも早く一緒にプレーしたい。左利きだし、感性も合うと思うので、そういったところは楽しみです」
 
 すでに見事な"師弟関係(?)"が出来上がっているようだ。左サイドを駆け上がった山中が、柏木の絶妙なスルーパスを受け、すかさず弾丸シュートをゴールに突き刺す――今季はそんなシーンが見られるかもしれない。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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