「新しいアーティストがやってくる」 バルサが逸材デヨングの獲得を正式発表! クラブ史上20人目の…

2019年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

チームへの合流は7月1日。

バルサ移籍が正式に決定したデヨング。すでにオランダのA代表にもデビュー済みの21歳は、現在ヨーロッパでもっとも将来性のあるMFのひとりと言われる逸材だ。(C)Getty Images

 バルセロナは1月23日(現地時間)、アヤックスに所属するオランダ代表MFフレンキー・デヨングを獲得したことを正式に発表した。今シーズンいっぱいはアヤックスでプレーし、2019年7月1日に入団することで合意している。

 契約期間は2023‐2024シーズンまでの5年間で、移籍金は7500万ユーロ(約97億5000万円)。一定の条件を満たした場合、ボーナスとしてさらに1100万ユーロ(約14億3000万円)が加えられるという。

 バルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、先週にもみずからアムステルダムに出向いてクラブと選手を説得。今回の最終交渉にも幹部らとともに同行し、かねてからターゲットに挙げていたデヨングの獲得交渉を、理想的なかたちでまとめあげた。
 
「新しいアーティストが次の夏にやってくる!」

 バルサの公式ツイッターでそう紹介されたデヨングは、1997年5月12日生まれの21歳。現在ヨーロッパでもっとも将来が期待されているMFのひとりで、U‐15から各年代のオランダ代表でプレー。昨年9月には、ロナルド・クーマン率いるA代表にもデビューしている。

 クラブのレジェンドであるシャビも、「私は彼のプレーが大好きだ。めったにボールを失わないそのスタイルは、セルヒオ・ブスケッツとよく似ている。アヤックスで育っただけあって、彼にはすでにバルサのDNAが備わっているようだ」とかねてから賛辞を寄せており、この冬の移籍市場では、バルサだけでなく、パリ・サンジェルマンやユベントス、そしてジョゼップ・グアルディオラが監督を務めるマンチェスター・シティも獲得をめざしていた。

 現在所属するアヤックスでは、18節を消化したエールディビジで16試合に出場し、4ゴール・1アシストを記録。セントラルMFが本職ながら、リベロやトップ下もこなすポリバレンス性に長けた選手で、広い視野と高精度のパスを誇り、ボールスキルも高い。

 クラブ史上20人目のオランダ人プレーヤーとなったデヨング。バルセロニスタの間では早くも、「今後10年、バルサの中盤は安泰だ」との声が挙がっているようだが、この若きMFはリオネル・メッシやルイス・スアレスら世界屈指のタレントを擁するチームで、どのような輝きを放つのか。いまから楽しみでならない。

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