「冨安のゴールが運命の分かれ道だった」 海外メディアが見た、森保Jがサウジに勝てた3つの理由|アジア杯

2019年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「総合力」で上回ったと評価

試合終了のホイッスルが響いた瞬間、ガッツポーズする吉田。吉田と冨安を中心とした守備陣は高く評価されている。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 アラブ首長国連邦(UAE)で開催されているアジアカップ2019の決勝トーナメント1回戦、日本代表はサウジアラビア代表と対戦。1-0で勝利を収め、準々決勝へと駒を進めた。

 スポーツの情報ポータルサイト『sportskeeda』のサナク・ミュリック記者は、「シャルジャ・スタジアムでの一戦で、森保一が率いる男たちが見せた戦い方は、サウジアラビアをノックアウトするに十分なものだった」と評し、日本がサウジアラビアを打ち破ることができた"3つの理由"を挙げ、以下のように説明している。

 ひとつめの理由は、「サムライブルーのディフェンス陣」だ。

「日本は最終ラインで素晴らしいサッカーをし、強力な攻撃陣を封じ込めることに成功した。CBの冨安健洋と吉田麻也の規律正しい守備は並外れたもので、左右SBの長友佑都と酒井宏樹もよくカバーしていた。

 サウジアラビアはポゼッション率が試合を通じて7割を超えていたにもかかわらず、ゴールに向かってシュートできなかったことは残念。日本の守備陣がFWアル・ムワラドを欠かさずマークしていたことも大きい」

 理由のふたつめは、「サウジアラビアは試合を支配したにも関わらず、フィニッシュが弱点だった」点だ。

「グリーンファルコンズ(サウジ代表チームの愛称)は開始20分まで明らかにピッチを支配していたし、サムライブルーに比べて明らかに分があった。フットボールとは本当に面白いスポーツだ。彼らはゲームを牛耳り、観て楽しめるフットボールを繰り広げていた。90分間を通じて、サウジは15本のシュートを記録したにも関わらず、決定的なチャンスと思われるものは1本しかなかったのは、重ね重ね残念だった」

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