【日本代表】初陣メンバーの近況レポート|国内組編

2014年09月02日 週刊サッカーダイジェスト編集部

川島と争う国内GKは、個人採点、チーム成績ともにリーグトップの人材。

好調の鳥栖を最後尾で支えるGK林。川島、西川とともにハイレベルな争いが展開されそうだ。(C) SOCCER DIGEST

 アギーレ監督率いる新生ジャパンが、いよいよ初陣となるウルグアイ戦(9月5日)、ベネズエラ戦(同9日)に挑む。フレッシュな顔ぶれが揃った今回のメンバーで、南米勢を相手にどんなサッカーを見せるのか期待は膨らむばかりだ。日本代表はすでにトレーニングを開始しているが、選ばれた23名は現在、所属チームでどのようなパフォーマンスを見せているのか? ここでは、シーズン中盤戦に突入した国内組の11人の現状をチェックする。
※平均採点とアシスト数は、『週刊サッカーダイジェスト』によるもの
 
【写真】ウルグアイ戦、ベネズエラ戦に向けた日本代表23人
 
GK
西川周作(浦和)
今季成績(J1):22試合・18失点
平均採点:6.14(GK部門1位)
『週刊サッカーダイジェスト』の平均採点6.14は、首位を走る浦和のチーム内最高点で、ここまでのチームMVPに挙げられるほどの活躍を見せている。20節の広島戦ではロスタイムに抜け出た柴崎の決定的なシュートを弾き出し、直近の22節・大宮戦ではクロスからムルジャが合わせた一撃をビッグセーブ。加えて、左足から繰り出す精度の高いレーザービームのようなキックで攻撃の起点にもなるなど、「守」のみならず「攻」の貢献度も高い。しばらくは川島らとの争いが続きそうで、求められるのは「安定感」と言えそうだ。
 
GK
林 彰洋(鳥栖)

今季成績(J1):22試合・19失点
平均採点:6.14(GK部門1位)
 22節終了時で2位と首位争いをする鳥栖の守護神は、安定したセービングで何度もピンチを救い、正確無比なキックで攻撃の第一歩としても機能している。そのプレースタイルは、アギーレの求める「攻めて守れる選手」の条件を満たしていると言えるだろう。年齢的にも脂の乗った27歳。4年後のロシアも十分射程圏内だ。日本人離れした体躯で早くから注目を集めていた守護神が、ついに飛躍の時を迎えようとしている。

次ページ持ち味をフルに発揮できていたわけではなかった坂井と松原。

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