ハムシクの「ツンツン・モヒカン」の秘密。小学生から好み、恋人に整髪料を薦められる

2019年01月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ナポリで完全な刈り上げになる。

モヒカンヘアが代名詞となっているハムシク。(C)Getty Images

 今やナポリのバンディエーラ(旗頭)と言えるスロバキア代表MFのマレク・ハムシクの代名詞と言えば、中央部がツンツンのモヒカンヘアだ。

 現在31歳のハムシクは、なんと地元の小さなクラブでプレーしていた10歳の時から、パンク・ファッション由来のツンツンなヘアスタイルを一貫して好み、まだ小学生だった当時から毎週床屋に通って髪をセットしていたという。

 14歳で首都の名門クラブ、スロバン・ブラティスラバの育成部門に移籍した後は、初めて付き合ったガールフレンド(名前はマルティナ)から、ツンツンヘアをキープするにはあるブランドのジェルとローションを併用するのが良いと薦められる。

 それ以来、イタリアのブレッシャを経てナポリに移籍した2007年まで、常にそのジェルとローションを使って髪を立てていた。

 当時はまだ、サイドも多少長さを残したパンクスタイルの髪型だったが、ナポリで通いはじめたヘアサロンでサイドを完全に刈り上げたモヒカンスタイルを薦められ、整髪料もチームメイトのエマヌエレ・カライオ(現パルマ)に教えてもらったハードワックスに変えた。あれから現在まで、一貫してそのヘアサロンに通い、同じワックスを使い続けている。

 時にはサイドを剃り上げた完全なモヒカンスタイルになるが、これはスロバキア代表が2010年ワールドカップ出場を決めた時にチームメイトとの約束通り丸坊主になった後、中央だけを伸ばすバリエーションとして加わったものだ。

 当時のイタリアでは、やはりモヒカンスタイルで注目されたステファン・エル・シャーラウィ(当時ミラン/現ローマ)と「どちらが先か」でヘアデザイナー同士の論戦になったこともある。

 ちなみにハムシクは、ジェルを教えてくれた彼女だったマルティナとはスロバン時代に別れたが、その後に出会った妹のハンドボールチームのチームメイトとイタリアに移籍した後も交際を続けて3人の子供をもうけ、2014年には結婚式を挙げた。2歳年下のその奥さんの名前は、奇しくもマルティナだ。

※『ワールドサッカーダイジェスト』1月17日発売号から加筆・転載。同号の特集「WSD的フットボールリークス」では、チームや選手の"とっておきの話"を多数掲載している。

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