【選手権】矢板中央の応援スタンドにいた“謎のゆるキャラ”の正体は!?

2019年01月06日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

趣味は和歌とサッカー。

矢板中央の応援スタンドで声援を送る「ともなりくん」。その姿はひと際目立っていた。写真:金子拓弥

[選手権・準々決勝]青森山田2-1矢板中央/1月5日/等々力
 
 青森山田に惜敗し、2年連続の4強入りは果たせなかったとはいえ、矢板中央のひたむきな戦いぶりに、スタンドからは大きな拍手が送られた。
 
 その矢板中央の応援席で、ひと際大きな存在感を放っていた"男"がいる。ゆるキャラの「ともなりくん」だ。
 
 平安時代から鎌倉時代にかけて生きた武士兼歌人で、現在の矢板市にあった川崎城を築城した塩谷朝業(しおのや・ともなり)をモチーフにしたキャラクターで、2010年から矢板市公認のゆるキャラとして活動している。
 
 趣味は和歌とサッカー。普段は紫色の衣装を纏っているが、応援時は矢板中央のユニホームと同じ赤黒のストライプのシャツを着用するなど、なかなか芸が細かい。
 
 大会中は矢板市の公式ツイッタ―で、観戦の模様をツイート。青森山田戦終了後も次のようにつぶやいている。
 
【ハートが燃えたナリ~】準々決勝は惜しくも1対2で敗れてしまったナリけど、とってもとってもいい試合だったナリよ‼ 選手のみんなも、応援のみんなもカッコよかったナリ~‼ みんな感動をありがとうナリ~。byともなりくん
 
 矢板中央の躍進もあり、サッカー熱が高まっている矢板市。今年3月には、「とちぎフットボールセンター」が完成する予定だ。サッカーが町おこしにつながっている好例と言えるかもしれない。
 
取材・文●江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

【選手権PHOTO】青森山田2-1矢板中央|二階堂の2発で青森山田が逆転勝利を収め2大会ぶりの4強へ
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