マドリーが“相思相愛”のアザール獲得へ! イスコ&コバチッチとのトレード案を画策

2018年12月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

アザールの“マドリー愛”は本物だ

マドリーへの想いを公言し続けているアザール。そんなベルギーの至宝を獲得すべく“白い巨人”も動き始めている。 (C) Getty Images

 今夏にも噂に上がったビッグディールは実現するのだろうか?

 現地時間12月25日、スペインのラジオ局『Onda Cero』は、後半戦での巻き返しを目指しているレアル・マドリーが、かねてから「相思相愛」と言われているチェルシーのエデン・アザール獲得のためにマテオ・コバチッチとイスコを差し出す可能性があることを伝えた。

 アザールの"マドリー愛"は本物。今月10日には、「それからみんなも知っているように、僕はいつだってレアルが大好きだ。それは(ジネディーヌ・)ジダンがいる前からね」と、フランスのラジオ局「RMC Sports」で公言するなど、去就報道が過熱する最中でも本心を隠してはいない。

 しかしチェルシーは、押しも押されもしないエースの放出を阻止するべく、2020年6月までの契約を締結しているアザールとの延長交渉を進めつつ、売却するとなった場合に備えて高額の違約金を設定したと、複数の英メディアが伝えている。

 とはいえ、今夏にクリスチアーノ・ロナウドをユベントスに売却してからチームの核となる存在を欠いている感が否めないマドリーも、アザールを獲得する術を模索。そこで浮上したのが、コバチッチとイスコとの2対1のトレード案だ。

 コバチッチは、2015年の夏にマドリーへ加入するも、3シーズンの間にレギュラーを掴めず。そして、今夏に出場機会を求めてチェルシーへ期限付き移籍。それが功を奏し、ここまで公式戦22試合に出場してマウリツィオ・サッリ新監督のチームの中心プレーヤーとなっている。

 一方のイスコは、開幕当初こそジュレン・ロペテギ監督の下でレギュラーとしてプレーするも、11月に同指揮官が解雇されて、サンティアゴ・ソラーリが監督に就任すると、出場機会が激減。ラ・リーガでの6試合では先発の機会が一度もなく、出場時間が計95分と乏しいうえに、サポーターからブーイングを浴びせられるなど、クラブに嫌気がさしているとも伝えられている。

 マドリー側にとって、このトレード案は、不満分子になりうるイスコの放出とアザールの獲得という2つのメリットがあるものの、大黒柱の放出を頑なに拒んできたチェルシー側にとっては、高額の移籍金を受け取れないというデメリットがあるため、おいそれと応じるかは微妙なところではある。

 いかなるかたちで決着するにしても、アザールの移籍はサッカー界を賑わすエポックメーキングなニュースになることは必至だ。ゆえに両クラブ間の交渉からは今後は目が離せない。

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