「ずっとレアルが好きだ…」アザールがまたもマドリーに“求愛”! チェルシー退団はもはや避けられないか?

2018年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

アザールのマドリー移籍には障壁も?

マドリーへの憧れを公言し続けるアザール。もはやチェルシー退団は避けられないか? (C) Getty Images

 ブルーズの背番号10は、これまでも語ってきたレアル・マドリーへの愛を押し殺すことはできないようだ。

 現地時間12月10日、フランスのラジオ局「RMC Sports」の取材でチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールが、またもマドリーへの想いを口にした。

 2012年6月にリールからチェルシーに移籍して6年、今やアザールはブルーズにとって必要不可欠な存在となり、世界的な声価も日増しに高まるばかりだ。そんなベルギー代表も来月7日で28歳。キャリアをさらにより良いものにするための、新たなステップを踏み出す時期に差し掛かっている。

 アザールも自らが最盛期にいることは理解している。そのため、これまでも幾度となくチェルシーを去る考えを示唆。今シーズンに入ってからは、過熱する自身の去就報道に対しても、「マドリーは世界最高のクラブだ。ウソはつきたくない」と本心を隠してはいない。

 アザールと2020年6月までの契約を締結しているチェルシーは、チーム最高の週給30万ポンド(約4500万円)のオファーで契約更新を求めているものの、いまだ本人からの返答は得られていないと伝えられている。

 そんな状況下でアザールは、改めてマドリー愛を口にしている。「RMC Sports」のインタビューでは、チェルシーに対する感謝を語りつつも揺れる心情を吐露した。

「マウリツィオ・サッリ監督は、フットボールに対して僕と似た考えを持っている人だと思う。何が起こるか見てみようじゃないか。家族もロンドンにいるけど、僕はもうすぐ28歳になる。だから自分の決めることに後悔したくはない。いつになるかは分からないけど、決断しなければいけない時は来る。

 チェルシーとの交渉? 以前にはあったが、今はストップしているよ。それからみんなも知っているように、僕はいつだってレアルが大好きだ。それは(ジネディーヌ・)ジダンがいる前からね」

 ここまでマドリー愛を公言している以上、チェルシー退団は避けられないようにも思えるが、移籍の実現には小さくない壁がある。

 というのも、今年10月にわずか135日でジュレン・ロペテギを解任し、マドリーBの指揮官だったサンチャゴ・ソラーリを内部昇格させたマドリーには、依然として元チェルシー監督、アントニオ・コンテ就任の噂がくすぶっているからだ。

 マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長からも評価を得ているアザールだが、自身と馬が合わなかったコンテの就任が現実になった場合には、公言し続けている願望を捨てて、ブルーズ残留を決意する可能性があるとも言われている。

 アザールのマドリー愛はもはや誰もが認めざるを得ないだろう。だがしかし、エル・ブランコ(白い巨人の意。マドリーの愛称)でのプレーを実現させるには、まだいくつかの課題があるのかもしれない。

 いずれにしても決着がつくのは、シーズン終了後に訪れる来夏の移籍市場以降になると見られているが、ベルギーの至宝はいかなる決断を下すのだろうか。

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