日本戦でも輝いた天才レフティーが圧巻ゴラッソで南米王者リーベルの“英雄”に「正直、美しいゴールだったと思う」

2018年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーベルをリベルタ杯優勝に導く圧巻のゴラッソ!

柔らかいトラップからすぐさま左足を振り抜き、豪快な一撃を見舞ったキンテーロ。リーベルを南米の頂に導いた。 (C) Getty Images

「タイトル獲得を助けるとても美しいゴールだったと思うね」

 現地時間12月9日にスペインのマドリードで行なわれたリベルタドーレス決勝の第2レグで、宿敵ボカ・ジュニオルスを3-1(2戦合計5-3)で下し、3年ぶり4度目の南米制覇を成し遂げたリーベル・プレートの殊勲者ファン・フェルナンド・キンテーロは、自らのゴールを自画自賛した。

 キンテーロが鮮烈な輝きを放ったのは、1-1で迎えた109分だ。敵陣のバイタルエリアでボールを持ったコロンビア代表MFは左足を一閃! 鋭い弾道のシュートはゴール右上へ突き刺さり、リーベルの勝利を大きく引き寄せた。

 試合後、歓喜に沸くなかで、地元メディア『Tyc Sports』の取材に応じたキンテーロは、「ボカはフィジカル的に強くて、戦術的にも秀でたチームだった。でも、僕らは最後まで戦い、そして、このタイトルを手にするに値した」と勝ち誇り、さらに鮮やかな得点シーンを次のように振り返った。

「マジャダがパスをしてくるのを目にして、僕は瞬時にスペースを探し、足下に来たボールをコントロールして、シンプルにシュートを打っただけだよ。正直言ってリーベルのタイトル獲得を助けるとても美しいゴールだったと思う。ここで僕たちは歴史を作ったんだ」

 キンテーロといえば、今夏に行なわれたロシア・ワールドカップのグループリーグ初戦の日本代表との一戦でも、その左足から壁下を射抜く鋭いFK弾を決め、日本のサッカーファンにも強く印象に残った選手だ。

 そんなコロンビア屈指の天才レフティーは、宿敵ボカとの南米王者を決するスーペルクラシコという大一番で、リーベルの英雄となった。

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