「ここに来たのは正しかった」 乾貴士のライバルMFが評価急上昇! ベティスは買い取りを検討か?

2018年11月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

2列目での起用が大当たり。

左足のテクニックに定評があるロ・チェルソ。ELのミラン戦では2戦連発と得点力も高い。(C)Getty Images

 バルセロナのアルトゥールやエスパニョールのマルク・ロカとともに、目下ラ・リーガで評価がうなぎ上りのMFが、ベティスのジオバニ・ロ・チェルソだ。
 
 実力者揃いのパリ・サンジェルマンで定位置を確保できなかったアルゼンチン代表MFは、この夏に買い取りオプション付きのレンタル移籍でベティスに加入。チームへの合流が開幕後だったこともあり、当初はベンチスタートが続いたものの、徐々に本領を発揮する。
 
 大当たりだったのが、3-4-2-1(または3-4-1-2)の2列目での起用だ。アンカーやセントラルMFが本職だが、一列前に上がったことで、自慢の攻撃センスを存分に披露。精度の高い左足のパスで決定機を作り出せば、ヨーロッパリーグでは3試合連続ゴール(うち2試合はミラン戦)を叩き込むなど、フィニッシュでも貢献している。
 
 開幕時はレギュラーだった乾貴士をベンチに追いやり、いまやチームに不可欠な存在だ。
 
 この活躍を受け、クラブも2500万ユーロ(約32億円)という買い取りオプションの行使を検討し始めている。ベティスにとって簡単に支払える金額ではないとはいえ、22歳という若さを考えれば、安いぐらいだろう。
 
 当の本人も、ベティスへの完全移籍に前向きだ。
 
「いまとても幸せだし、サッカーを楽しんでいる。監督やチームメイトも僕を支えてくれるし、環境は最高だよ。加入する前から野心的なクラブだってことは知っていたけど、ベティスに来た決断は正しかった。これからもここで多くを学びたい」
 
 技巧派レフティーの去就に注目が集まる。

次ページ【動画】ロ・チェルソが1G1Aの活躍を見せたミラン戦のハイライトはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事