アギーレ新監督へ、『週刊サッカーダイジェスト』が推薦! これが日本代表の「新戦力」だ

2014年08月11日 週刊サッカーダイジェスト編集部

19歳の南野拓実、20歳の鈴木武蔵ら若手の台頭に期待。

強靭なフィジカルを生かした縦への突破が魅力の鈴木武蔵。まだJでの実績は乏しいが、将来性のある選手だ。(C) SOCCER DIGEST

 8月11日、日本代表のハビエル・アギーレ新監督が来日し、就任会見が行なわれた。日本代表は、新たな局面を迎えることになるが、今後代表メンバーにはどのような顔ぶれが並ぶのだろうか。気になるのは、アギーレ新監督が視察への意欲を傾けているJリーグの選手たちだ。果たして、指揮官に興味を抱かせるプレーヤーは誰なのか。『週刊サッカーダイジェスト』編集部が、新生日本代表に推したい「代表デビュー前」のJリーガーをピックアップした。

【写真】アギーレ新監督に推薦! 日本代表の「新戦力」候補

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鈴木武蔵(新潟/20歳/今季成績:18試合・1得点)
推薦ポイント → 縦への推進力
 
まだまだ荒削りな面は否めないが、強靭なフィジカルとスピードを活かした縦への推進力は買いだ。他の選手の良い部分を吸収しようとする貪欲な姿勢の持ち主で、A代表の空気に触れれば、さらなる成長が期待できるだろう。
 
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武藤嘉紀(FC東京/22歳/18試合・5得点)
推薦ポイント → スピードと足下の技術
 
裏に抜けるスピードと足下の技術は一級品。ヘッドも強く、想起させるのは若かりし頃のC・ロナウドだ。18節の清水戦では、鋭い切り返しからの弾丸シュートでGKのニアサイドを抜いた。その一連の動きはまさに代表クラスだ。
 
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小林 悠(川崎/26歳/17試合・7得点)
推薦ポイント → スペースを突く感覚、速攻にも遅攻にも対応
 
今シーズンは序盤戦から好調を維持し、17節終了時点で7得点・3アシストのハイパフォーマンスを披露。タイミング良くスペースを突く嗅覚に優れ、スピードを駆使してゴールに迫る。川崎では速攻でも遅攻でも個性を出しており、アギーレ新体制でもその能力を遺憾なく発揮しそうだ。
 
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大前元紀(清水/24歳/19試合・3得点)
推薦ポイント → アタッカーとしての器用さ、ファイター気質
 
仕掛けから崩し、フィニッシュまで器用にこなす清水の10番は、代表のような高いレベルの中でぜひ見てみたい。能力から言えば、今まで呼ばれていないのが不思議なくらいだ。前線からプレスをかける献身性や、最後までゴールを狙う気迫も備えており、指揮官の求める「ファイター」としても資質充分。岡崎に続く清水産の右のMFとしても推薦する。
 
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宇佐美貴史(G大阪/22歳/11試合・5得点)
推薦ポイント → 多彩な攻撃性能、ゴールへ向かうプレー
 
シーズン開幕前の怪我がなく存分にその能力を示していれば、ブラジル大会の代表メンバー入りの可能性もあった実力者。すでに怪我も癒え、J再開後の15節からは5試合・4得点と決定力の高さを見せつけている。19~20歳の2年間はドイツで揉まれ、課題のフリーランやフィジカルコンタクトにも確実に成長の跡が見られている。新政権下ではアタッカー陣の主軸に躍り出る可能性も。
 
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南野拓実(C大阪/19歳/18試合・0得点)
推薦ポイント → 攻撃センスと献身性
 
柿谷の抜けたC大阪の新たなエース候補。今シーズンは無得点と不調に陥っているが、その攻撃センスは19歳とは思えないほど。高い攻撃力に加え、フィジカルが強く、献身的なプレーを厭わないのも、ハードワークを求めるアギーレ監督好みだろう。
 
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小川慶治朗(神戸/22歳/17試合・3得点)
推薦ポイント → 攻守に貢献できる走力、重要な場面での勝負強さ
 
高い走力と利他的な精神で、攻守に躍動する。自陣ゴール前でピンチを防いだかと思えば、すぐさま相手ゴール前で決定機に絡む。シュート精度が高く、貴重な得点を奪うことも多い。五輪などこれまで代表とはなかなか縁がなかったものの、その実力は折り紙付きだ。
 
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高崎寛之(徳島/28歳/16試合・5得点)
推薦ポイント → 高さとスピード、起点となる動き
 
190㌢近い長身ストライカーながら、スピードも兼ね備え、敵陣の空いたスペースを巧みに突いて起点を作り、隙あらばシュートまで持ち込む。この夏、4得点を決めるなど絶好調。彼の売りでもある最後まで絶対に諦めない泥臭さは、むしろ日本代表に新鮮さをもたらすはずだ。

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