【日本代表】気だるく、悲し気な、でも効果抜群な「ゴール」のアナウンスに場内もザワつく!

2018年11月16日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

口にするのもちょっとためらう、でも言わないといけない

ベネズエラがPKで同点に追いつく。直後、かなりテンションの低い「ゴール」のアナウンスが流れた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト編集部)

 その瞬間、場内が少しだけ"ザワついた"。
 
 日本が1点リードで迎えた81分、ベネズエラがPKのチャンスを得ると、これをトマス・リンコンが決め、試合を振り出しに戻す。
 
 喜ぶベネズエラの選手たち。ほどなくして、「ゴール」のアナウンスが流れる。
 
 その声のトーンは、39分に酒井宏樹が鮮やかなボレーを叩き込んだ時と明らかに異なった。酒井のそれは、文字にすれば「ゴーーーール!!!!」というハイテンション。だが、ベネズエラの同点弾を知らせるそれは、逆の意味でインパクト大だった。
 
 気だるく、どこか悲し気で、口にするのもちょっとためらう、でも言わないといけない、できれば言いたくない、だから極力、棒読みで、といった風情の「……ゴール」だった。
 
 協会関係者に聞けば、スタジアムDJの"さじ加減"によって、そのテンションは変わるとのこと。これまではあまり気にならなかったアウェーチームの得点を告げるアナウンス。今回は、それなりに耳に残る、スタンドも思わずザワつくほどのトーンだったが、"アウェー感"を醸し出す意味では、かなり効果的だったのではないだろうか。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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