「夢は始まったばかり。バルサで歴史をつくりたい」 マウコム、CLデビュー戦でのゴールを喜ぶ

2018年11月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルベルデ監督も賛辞を贈る。

インテル戦で均衡を破る先制ゴールを奪ったマウコム。リーガでは2試合で25分、コパ・デル・レイでは1試合で80分にしか出場していなかった男が、大一番で結果を出した。(C)Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)という世界最高峰の舞台で、デビュー戦に得点を挙げるのは容易なことではない。新天地で思うように出場機会を得られず、苦しんでいたのならなおさらだ。

 バルセロナは11月6日、CLのグループステージ第4節でインテルとのアウェーゲームに臨み1-1で引き分けた。終了間際にマウロ・イカルディに同点弾を許し、逃げ切りに失敗したものの、一番乗りで決勝トーナメント進出を決めている。

 バルサの得点を挙げたのは、夏にボルドーから加入したマウコムだ。81分にウスマンヌ・デンベレとの交代で途中出場したマウコムは、そのわずか2分後に均衡を破る先制点をマークした。

 マウコムはこれまで、ラ・リーガで途中出場2試合(計25分)となかなかチャンスを得られずにいた。にもかかわらず、"カルチョのスカラ座"と呼ばれるインテルの本拠地ジュゼッペ・メアッツァでCLデビューを果たし、すぐに初ゴールを決めたのだから、マウコムが喜ぶのは当然だ。
 
 スペイン紙『Marca』によると、マウコムは試合後に「CLで初めての試合でゴールを決めたのは忘れられないよ。家族とお祝いしたい」と喜びを口にしている。

「僕はもっとやらなければいけない。このグループでやれると示すために練習している。僕の夢はバルセロナで始まったところなんだ。ここで歴史をつくりたい。そのために働いている。大きなことを目指しているんだ」

 エルネスト・バルベルデ監督も「我々は彼に満足している。強烈なシュートを撃てるんだ。見事にやってくれたね」と、期待に応えたマウコムに賛辞を寄せた。

 一方で、遠征に帯同したリオネル・メッシを起用しなかったことについてバルベルデ監督は、「リスクを冒したくなかった」と説明している。

「シンプルな決定だ。練習と今日のような試合はまったく違う。彼とは話し合ってはっきりさせた」

 ベスト16進出を決めたバルサだが、まだ首位の座は確定させていない。首位通過が懸かる次節のPSV戦で、マウコムは再びチャンスを得られるだろうか。
 

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