「ブラジル人デュオがペルセポリスに引導を渡した!」ACL決勝で2発快勝の鹿島をAFC公式が称賛

2018年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

レオ・シルバとセルジーニョの2ゴールで勝利を掴む

ACL決勝第1レグで躍動したブラジル人コンビ。AFCは彼らを中心に団結し、勝利を収めた鹿島を称賛している。 (C)Getty Images

 鹿島アントラーズとイランのペルセポリスの顔合わせとなったアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝は11月3日、県立カシマサッカースタジアムで第1戦が行なわれ、鹿島が2対0で勝利した。

 アジア・サッカー連盟(AFC)はこの試合の模様を速報し、ブラジル人コンビのレオ・シルバとセルジーニョのふたりを中心に、勝利したチームを讃えている。

「試合の序盤はイランの王者が幸先のいいスタートを切った。しかし、Jリーグの王者はそれに屈することなく、ブラジル人デュオのレオ・シルバとセルジーニョが決定的なゴールを決めて、引導を渡している。

 ゲームの大きなチャンスはペルセポリスのアリ・アリプルが右からのクロスにヘディングで合わせた際に生まれた。しかしこれは鹿島のチョン・スンヒョンが顔面でブロック。2分後に生まれたFKは守護神、クォン・スンテに阻まれた」

 また、注目のマッチアップとしては、U-19アジア選手権において、日本代表のベスト4進出に貢献した安部裕葵の名前が挙がっている。

「アウェーのバシャル・レサンと安部裕葵の対決は、お互いにとって脅威だったろう。レサンは冷静に対処していたが、時間が経つにつれて安部が振り切って逃げるシーンが増えたことで、安部の価値が実証されていた。彼とレオ・シルバとのプレーが鹿島にとって後半のファーストチャンスを生むことになった」

 試合は58分、土居聖真とセルジーニョの連係から守備を崩し、最後はL・シルバが左足でシュートを決めて鹿島が先制。70分には三竿健斗からの巧みなパスに、セルジーニョが反応しシュートを決め、2-0で鹿島がリードを奪い、勝利を収めた。ペルセポリスは、後半アディショナルタイムに2枚目のイエローカードを提示されたシアマク・ネマティが退場し、第2戦の欠場が決まっている。

 こうした試合の内容と結果を踏まえて、AFCは最後にこう締めくくっている。 

「11月11日に行なわれる第2戦に向けて、鹿島はイランへ旅立つ。彼らにとって初のACLタイトル獲得に、非常に優位な立場で挑むことになったと言えるだろう」

 クラブにとって20冠目にして、悲願であるACL優勝まであと1試合。アザディ・スタジアムに鹿島の歓喜の声は響くだろうか。

次ページ【動画】悲願のアジア王者へ王手!! レオ・シルバ&セルジーニョ弾、そしてクリーンシート達成でペルセポリスに先勝

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事