ガンバ内定の即戦力DFから高校選手権の英雄まで! 関西圏の来季大卒加入の逸材たちを総チェック!!

2018年10月31日 森田将義

関西勢注目の8人!高校時代から注目を集めていた中野は京都へ!

左:清川流石/右:吉村 弦(写真●森田将義)

 今季も続々と新卒選手の入団内定が発表されている。大学組ではU-21日本代表の小島享介(早稲田大→大分)や世代別代表歴を持つ鈴木徳真(筑波大→徳島)らが来季のプロ入りを勝ち取った。
 
 関東でプレーする大学生ばかりに目が行きがちだが、関西からも多くの有望株がJの舞台に進む。そこで今回は関西で決まっている有力選手を紹介。来季、新たなステージで活躍が期待される8人にフォーカスし、特徴なども含めて先取りチェックする。


DF清川流石(びわこ成蹊スポーツ大→愛媛)
 元々はアタッカーだったが、今年に入ってから左SBに本格コンバート。安定感の面ではまだまだ不安が残るが、50m6秒台前半のスピードを活かした守りは上でも通用する可能性がある。攻撃でも、前方とのコンビネーションからゴールに絡む働きが期待できそうだ。「キャリアのスタートを愛媛で始められるのは光栄なこと。育ててもらったクラブなので、恩返し以上の活躍がしたい」。そう話すように中高を過ごした愛媛への帰還は、進路決定の第一希望だった。「サッカー選手になるからには、世界で活躍するのが一番の目標。身近な選手で言えば、中学から背中を見て育ってきた曽根田穣選手みたいに前にガンガン仕掛けて、ハードワークできる選手になりたい」と口にする。

DF
吉村 弦(同志社大→長野)

 高い身体能力を活かした攻撃参加が売りの右SBで、2度に渡って練習参加した長野が早い段階からラブコールを送っていた選手だ。吉村は他のクラブにも練習参加した上で、進路を決めようと考えていたが夏に右足の半月板を損傷したため、計画が頓挫。関西学生リーグの後期出場は出来なくなったが、それでも長野の獲得の意思は変わらず、「怪我をしているのに欲しいと言ってもらえ、だいぶ期待してもらっていると感じて長野に決めた」。
 G大阪ユース時代の同期は井手口陽介を筆頭に5人がプロ入りしており、吉村が6人目。「同期の皆には負けたくない。4年間遅れてしまったけど、それを遅れと捉えず成長したと捉えられるように頑張りたい」と意気込む。
 

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