バルサ、メッシ不在でもクラシコに向けて死角なし? スペイン紙が「7つの好材料」を挙げる

2018年10月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ブスケッツが再び現われた」

メッシを欠くバルサは、クラシコでどんなプレーを見せるのか。下馬評では危機が伝えられるマドリーを大きくリードするが。(C)Getty Images

 リオネル・メッシを負傷で失ったバルセロナだが、10月24日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのインテル戦では、本拠地カンプ・ノウで2-0と見事な勝利を収めた。

 そのバルサは28日、ラ・リーガ第10節でレアル・マドリーとのクラシコに臨む。マドリーが成績不振でジュレン・ロペテギ監督のクビが危うい状況だけに、バルサ有利との見方は少なくない。

 スペイン紙『Marca』は10月25日、インテル戦で見られたクラシコに向けての「バルサの7つの好材料」を伝えた。

 ひとつ目は、ルイス・スアレスの活躍だ。インテル戦では得点こそなかったが、みずからサイドにも流れてチャンスをつくり、ラフィーニャの先制点の場面では完璧なクロスを供給している。

 得点したラフィーニャの存在も大きい。これまで出場機会に恵まれなかったが、キャプテンの離脱で状況が変わった。『Marca』紙は、メッシの代役としてふさわしいプレーだったと称賛している。

 そのインテル戦でクラブのレジェンド、シャビを彷彿とさせるプレーを披露したアルトゥールの活躍も忘れてはいけない。『Marca』紙は中盤の支配力を高く評価している。

 また中盤では、セルヒオ・ブスケッツの復調も好材料だ。『Marca』紙は、「このもっとも難しいタイミングで、ブスケッツは再び現われた」と、メッシに代わりキャプテンマークを巻いた背番号5を称えた。
 
 残りの3つはいずれも守備陣に関するもので、そのひとつとして『Marca』紙はジョルディ・アルバの好調を挙げている。インテル戦でも左サイドを支配したとし、「ルイス・エンリケ監督のスペイン代表には呼ばれていないが、スペイン・サッカー界に彼ほどハイレベルな左SBは他にいない」と絶賛する。

 またインテル戦で、公式戦では7試合ぶりにクリーンシートを達成したことから、ジェラール・ピケとクレマン・ラングレのCBコンビを高く評価。「ほとんど危険な場面をつくらせなかった」とし、好調マウロ・イカルディを完全にシャットアウトした功績を称えた。

 最後は守護神、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンだ。『Marca』紙は「欧州でトップ3に入るGKであることはだれも疑わない」と称賛。テア・シュテーゲンがゴールマウスにいれば「チームメイトはより安心してプレーできる」と、その存在感は大きいとしている。

 もっとも、これだけ好材料が揃っていても、バルサのエルネスト・バルベルデ監督はクラシコに向けて気を引き締めている。危機にあるマドリーをホームに迎え撃つバルサは、CLに続くこの大一番でもメッシ抜きで結果を出せるだろうか。
 

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