【鹿島】失点に絡んだ昌子源が猛省。それでも本来の姿を取り戻しつつある

2018年10月24日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「フィーリング的には徐々に合ってきている」

DFとして3失点は悔しい結果だが、完全復活への手応えも掴んだ。(C)Getty Images

【ACL準決勝②】水原三星3-3鹿島/10月24日/水原

「見てもらったら分かるとおり、チームに迷惑をかけてしまった」
 
 ACL準決勝第2レグは3-3のドロー決着も、第1レグは3-2と勝利しており、トータルスコア6-5で、鹿島は初のファイナル進出を果たした。
 
 しかし、昌子源は自分のパフォーマンスには納得していない。1-0で迎えた後半、52分、53分、60分と連続失点。2失点目は競り負けてヘディングシュートを許し、3失点目は迫りくる相手を止められなかった。
 
「3か月休んで、(フル出場が)2試合目で、フィーリング的には徐々に合ってきているけど」
 
 本調子でないことは事実。失点する時間帯では、"らしくない"プレーが目についた。
 
 それでも、無失点に抑えた前半はほぼパーフェクトだった。果敢なシュートブロックを見せ、ラインを的確にコントロールし、質の高いパスも味方に供給した。本人が語るように、少しずつ、本来の「昌子源」に戻りつつあるのだろう。
 
「決勝までには、自分の100パーセントに持っていきたいと思っている。持っていくために、しっかり自分にできることをやっていきたい」
 
 今の自分に何ができて、何ができないのか。これから何をしていくべきなのか。それを痛感したゲームでもあったが、「しっかり僕がコンディションを上げることが間違いなく必要。それは自分でも感じている」と、来るべきファイナルに向け、完全復活を誓った。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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