日本代表メンバー23人の通信簿! パナマ戦&ウルグアイ戦で評価を上げたのは?

2018年10月18日 本田健介(サッカーダイジェスト)

19歳の冨安はまずまずの代表デビュー

10月シリーズはパナマとウルグアイに勝利。9月のコスタリカ戦を含め3連勝となった。(C)SOCCER DIGEST

 パナマ、ウルグアイと対戦した10月シリーズで評価を上げた選手は誰なのか? 2試合の各選手のパフォーマンスを5段階(S、A、B、C、D)で評価した。

【GK】
1 東口順昭 [評価]C

サッカーダイジェスト採点
パナマ戦:-
ウルグアイ戦:5.5(フル出場・3失点)
 ウルグアイ戦ではディエゴ・ゴディン、ガストン・ペレイロのヘッドをファインセーブ。もっとも守備陣のミスがあったとはいえ、3失点では及第点を付けられず。「監督から求められている」と話すフィード力を含め、11月シリーズでは借りを返したい。

12 権田修一 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
パナマ戦:6(フル出場・0失点)
ウルグアイ戦:-
 パナマ戦でゴールマウスを守り、クリーンシートを達成。パナマの拙攻に助けられた面はあったが、久々のA代表のピッチで自信を深めたはず。今後は東口から正GKの座を奪いたい。

23 シュミット・ダニエル [評価]-
サッカーダイジェスト採点
パナマ戦:-
ウルグアイ戦:-
 9月シリーズに続き出番はなし。ただ伸びしろを残す197センチの大型GKは腐らずに全体練習が終わった後に、黙々と個別メニューを消化。A代表デビューを目指す。
 
【DF】
2 三浦弦太 [評価]D

サッカーダイジェスト採点
パナマ戦:-
ウルグアイ戦:4(フル出場)
 チャンスを掴んだウルグアイ戦で痛恨のパスミス。失点の原因となった。槙野とレギュラーを争う立場だが、評価を下げた印象だ。

3 室屋 成 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
パナマ戦:6(フル出場)
ウルグアイ戦:-
 パナマ戦では「自分が前に出たほうが相手が嫌がっていたので、高い位置を取るようにした」と、積極的なオーバーラップを披露。ただクロス精度を欠き、得点シーンは演出できず。プレーのクオリティを上げる必要がある。

4 佐々木翔 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
パナマ戦:6(フル出場)
ウルグアイ戦:-
 空中戦の強さや粘り強い守備に加え、時には中に絞ってCBのふたりと3バックを形成し、右SBの室屋の攻め上がりを促す柔軟な動きを見せた。ただし大きくアピールすることはできず。

5 長友佑都 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
パナマ戦:-
ウルグアイ戦:6(フル出場)
 ウルグアイ戦で森保ジャパン初登場。左SBとして同サイドで組んだ中島を的確にサポートした。もっとも見せ場は33分に中島のヒールパスから左サイドを抜け出したシーンと、試合終盤に自陣で上手くボールをキープした場面くらいだった。

16 冨安健洋 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
パナマ戦:6(フル出場)
ウルグアイ戦:-
 パナマ戦でA代表デビューを果たした19歳の大型CBは落ち着いた対応で、無失点勝利に貢献。足もとの技術も確かで、鋭い縦パスでチャンスを演出した。もっとも未知数な面も多く、レベルの高い相手とのゲームでどれだけのパフォーマンスを見せられるかが今後の鍵となる。

19 酒井宏樹 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
パナマ戦:-
ウルグアイ戦:6.5(フル出場・1アシスト)
 リーグ戦での負傷が心配されたが、ウルグアイ戦では元気にプレー。絶妙なパスで堂安のゴールをアシストした。ただし、セットプレーで競り負けるシーンがあったのは反省材料か。

20 槙野智章 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
パナマ戦: 6(フル出場)
ウルグアイ戦:-
 パナマ戦では最終ラインを統率。2試合連続での無失点勝利に大きく寄与した。ちなみに合宿中には選手たち全員での食事会を大迫と計画するなど、ムードメーカーとしてもチームを盛り立てた。

22 吉田麻也 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
パナマ戦: -
ウルグアイ戦: 5.5(フル出場)
 10月シリーズのキャプテンは、ウルグアイ戦では周囲を叱咤激励しながら、最終ラインを牽引。ただし自身が与えたFKが失点につながり、危険な位置でのボールロストもあるなど、減点材料は少なくなかった。

次ページ出色のパフォーマンスを見せた南野は唯一の「S」評価

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