2018年10月４日、パナマ、ウルグアイと戦う日本代表のメンバー23名が発表された。
GKは東口順昭（G大阪）、権田修一（鳥栖）、シュミット・ダニエル（仙台）、DFは長友佑都（ガラタサライ）、槙野智章（浦和）、吉田麻也（サウサンプトン）、佐々木翔（広島）、酒井宏樹（マルセイユ）、室屋成（FC東京）、三浦弦太（G大阪）、冨安健洋（シント＝トロイデン）。
 
　MFは青山敏弘（広島）、原口元気（ハノーファー）、柴崎岳（ヘタフェ）、遠藤航（シント＝トロイデン）、伊東純也（柏）、中島翔哉（ポルティモネンセ）、南野拓実（ザルツブルク）、三竿健斗（鹿島）、堂安律（フローニンヘン）、FWが小林悠（川崎）、大迫勇也（ブレーメン）、浅野拓磨（ハノーファー）という顔ぶれだった。
 
　今回の２試合でできるだけ多くのフィールドプレーヤーを使いたいという森保監督のスタンスを踏まえれば、ベストメンバーで臨みそうなのは10月16日に予定されているウルグアイ戦だ。ワールドカップでの実績は明らかにパナマよりも上で、おそらくその試合ではFWの大迫、CBの吉田、DFの酒井や長友あたりが起用されるだろう。
 

　つまり、10月12日のパナマ戦はよりテスト色の強いメンバーで挑む可能性が高い。システムは森保監督が広島時代に重用していた３－４－２－１か、９月のコスタリカ戦で採用した４－４－１－１になりそうだ。
 
　３－４－２－１の場合、GKは鳥栖で決定的なピンチを何度も凌いでいる権田、３バックはいずれもクラブで主力を張る三浦、冨安、槙野か。GKの東口、CBの吉田は温存されるだろうと予想して、こういうメンバーにした。DF登録の佐々木はもしかすると、左ウイングバックに抜擢されるかもしれない。
 
　右ウイングバックは原口もしくは室屋の争いだが、コンディションを重視するならFC東京でコンスタントに出場している後者。新天地のハノーファーで苦しいキャリアを過ごしている原口が今回の連戦でチャンスを掴めるかは代表合宿中のアピール次第になりそうだ。ちなみに、原口はシャドーで起用される可能性も捨てきれない。
 
　３バックと同じくボランチも読みにくい。最大のポイントは柴崎をどの試合で先発させるか。もしかすると、コスタリカ戦でまずまず機能した遠藤と青山のコンビをパナマ戦、ウルグアイ戦で固定して、途中出場で三竿も含め試すというケースもあるだろう。