【日本代表】コスタリカ戦のスタメン争いは熾烈に!チリ戦に代わる紅白戦でアピールしたのは?

2018年09月08日 本田健介(サッカーダイジェスト)

遠藤は手応えを語る

9月7日のトレーニングでは11対11の紅白戦を実施。各選手がアピールした。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 9月7日、初陣となるはずだったチリ戦が地震の影響で中止になった日本代表は、札幌市内で午後からトレーニングを行なった。
 
 強風と時折小雨が降るあいにくの天候。また現地は地域によっては断水と停電が続いている状況ではあったが、「観に来てくださった方たちに何かが伝われば良かった」(青山敏弘)と選手たちは元気な姿を見せ、森保体制としては初めてフルコートでの11対11の紅白戦も実施された。
 
 チリ戦が中止となり、この紅白戦は9月11日のコスタリカ戦へ向けて貴重なアピールの場となったが、その中で力強いパフォーマンスを見せたのは誰だったのか。まずフォーメーションは次のようになった。
 
 1本目(30分)は両チームともに4-4-2で、ビブス組はGK権田修一、最終ラインは左から佐々木翔、冨安健洋、植田直通、守田英正、中盤はボランチに三竿健斗、天野純、左右のサイドハーフには伊東純也、伊藤達哉、FWは杉本健勇、浅野拓磨。
 
 ビブスなし組はGKに東口順昭、最終ラインは左から車屋紳太郎、槙野智章、三浦弦太、室屋成、中盤はボランチに青山敏弘、遠藤航、左右のサイドハーフに中島翔哉、堂安律、FWは南野拓実、小林悠。
 
 2本目(22分)もシステムは変わらず。1本目でSBを務めた守田がビブスなし組のボランチに入り、ビブス組のGKはシュミット・ダニエル、また遠藤が右SBに移るなどいくつかのポジションチェンジはあった。
 
 1本目でまず目立ったのはビブスなし組のボランチを務めた遠藤航だ。自慢の対人守備の強さを活かしボールを刈り取り、正確なフィードで攻撃をサポート。コンビを組んだ青山とのコンビネーションもまずまずで、記者陣の中からも「遠藤いいね」という声が多く挙がるほどだった。
 
 本人も「チームとしての完成度が高くないのは当たり前ですが、個人としてフォーカスしたなかで、ボランチと(2本目は)SBもやりましたが、ボランチとしての関わり方や前との関係性は良かったと思うし、下がって受けすぎずに、できるだけ高い位置で間で受けられるようにし、FWとの距離感を良くしながらやっていけたと思います」と手応えを語った。
 
【日本代表PHOTO】チリ戦中止で紅白戦&ファンサービス!

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