堂安律は快挙達成なるか!? メッシら歴代受賞者が凄すぎる「ゴールデンボーイ賞」って?

2018年09月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

堂安は日本人初の受賞者となれるか?

名立たる名手たちが手にしてきた「ゴールデンボーイ賞」。その栄えある賞を堂安(中央)は手にできるか? (C) Getty Images

 現地時間9月3日、イタリア紙『Tutto Sport』が主催する「ゴールデンボーイ賞」のノミネート60名が発表された。

 その年にヨーロッパのトップディビジョンで最も活躍した21歳以下の若手に贈られる同賞は、2003年に発足。これまでも多くの俊英たちが、この栄えある称号を手にしてきた。そして大半が、その後のサッカー界で大成した者たちばかりなのである。

 まず、第1回で選ばれたのは、当時、アヤックスでブレイクしていたラファエル・ファン・デル・ファールトだ。彼はオランダ屈指の司令塔として、レアル・マドリーやハンブルクで世界的な名手へと成長した。

 2回目以降の受賞者たちも、ウェイン・ルーニーに始まり、リオネル・メッシ、セスク・ファブレガス、セルヒオ・アグエロ、イスコ、ポール・ポグバなど、いずれもビッグクラブで才能を開花させ、説明不要の超一流プレーヤーへと飛躍を遂げている。

 そういった輝かしき同賞にこのたび、オランダ・フローニンヘンで活躍する堂安律もノミネートされた。昨シーズンに公式戦10ゴールをマークした20歳のサムライ戦士が受賞すれば、日本人初の快挙となる。

 しかし、堂安と争うライバルたちは、いずれも世界でその名を馳せている俊英ばかりだ。そのなかでも筆頭候補となるのは、フランス代表の10番を背負うキリアン・エムバペだろう。

 先のロシア・ワールドカップでは背番号10をつけ、母国の世界制覇に大貢献。クラブ単位で見ても、2017年はモナコでの飛躍を経て、移籍したパリ・サンジェルマンでも特大のインパクトを残しており、史上初の2年連続受賞が有力視されている。

 彼以外にも、有力候補は多い。リバプールでユルゲン・クロップの薫陶を受け、メキメキと力をつけているトレント・アレクサンダー=アーノルドや、そしてフィル・フォデンは、あのジョゼップ・グアルディオラをして「天才だ」と言わしめるほどの才能を持つ。

 これら未来のイングランド代表を担う2人に加え、元リベリア代表FWジョージ・ウェアの息子であるティモシー・ウェアなども、ノミネートリストに名を連ねている。

 彼らを抑えて堂安が選ばれるのは、言うまでもなく容易なことではないが、はたして……。
 
 60名の候補者は11月までに20名に絞られ、その後、欧州各国のジャーナリストの投票により、12月に受賞者が発表される。

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