「勝利に絶対欠かせないサムライ!」 モナコ戦で初アシストの酒井宏樹を仏メディアがベタ褒め

2018年09月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

前節は出番なしだった酒井が、右サイドで攻守に躍動

マルセイユの勝利に貢献した酒井。これまでのミスを取り返すような活躍に、地元メディアも興奮している。 (C) Getty Images

 リーグ・アン(フランス1部)の第4節、マルセイユの酒井宏樹がスタメン出場。1-2とリードされた局面で同点ゴールをアシストし、3-2の逆転勝利に貢献した。

 モナコのホームに乗り込んでの一戦。マルセイユのサポーターも大勢見守る前で、酒井が躍動した。2節ニーム戦で2失点に絡むという痛恨のミスを犯し、3節は出番なしだった酒井だが、モナコ戦では好プレーを披露。攻撃では周囲との好連係で相手守備陣を翻弄し、ゴールに迫った。

 酒井はまず、前半アディショナルタイムに、相手選手との競り合りからスライディングでパイエにボールを送り、先制点の起点となった。

 その後、マルセイユはCBラミの致命的な2つのミスで逆転を許すも、74分、酒井は交代で入ったフロリアン・トバンとのパス交換で右サイドを抜け出してリターン、トバンの同点ゴールをアシスト。勢いづいたチームは、88分にCKから交代出場のジェルマンが決勝点を挙げ、見事な逆転劇でモナコを打ち破った。

 リーグ戦3試合ぶりの勝利に歓喜するマルセイユの地元メディア『Football Club De MARSEILLE』は、酒井を「勝利に欠かせない存在!」と絶賛している。

「ロニー・ロペス(モナコ)の勢いを削ぐために、彼のそばに酒井は配置された。戦いに誇りをもつ兵士は、常に集中しておくことが必要だった。

 しかし、彼の本当の貢献は、マルセイユの2得点に関わったこと。先制点の起点となるボールを相手チームから奪い、逆転されて劣勢になったシーンで同点ゴールをアシストし、試合を振り出しに戻した。我々は勝利に欠かせない"マルセイユのサムライ"を見つけたぞ!」

 また、酒井は自身のSNSを更新し、"相棒"トバンと、同点ゴールからの勝利、そして自身のアシストを喜ぶ写真とコメントを投稿。お互いを「ブラザー」と呼び合うふたりの連係が、チームの逆転勝利を呼び寄せたことに、とても喜んでいるようだ。

 代表ウィークのためリーグ・アンは中断期間に入り、マルセイユは9月15日(現地時間)にホームでギャンガンと対戦する。酒井は今回、日本代表に召集されていないが、ロシア・ワールドカップ後も好調を維持しており、今後の活躍に期待したい。

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