【J1採点&寸評】G大阪2-0川崎|センス抜群の守備が光ったファビオを最高評価!! 川崎は大島の負傷退場で意気消沈…

2018年09月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

G大阪――3バックで守備的なアプローチも受け身にはならず

【警告】G大阪=藤春(82分) 川崎=エウシーニョ(26分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ファビオ(G大阪)

[J1リーグ25節]G大阪 2-川崎/9月1日/吹田S
 
【チーム採点・寸評】
G大阪 7
川崎に対して、現実的な3バックで守備的に挑んだものの、決して受け身になることなく、要所では縦への速さも披露。崩しきれなかったが、セットプレー2発で手堅く勝ちきったのは見事。
 
【G大阪|採点・寸評】 
GK
1 東口順昭 6
危険なシュートはほぼなかったが、枠内に飛んだシュートに適切に対応。課題だったフィードやキックについてもミスを減らし、終始安定感を見せていた。
 
DF
3 ファビオ 7
カバーリングのセンスをかわれて、3バックの中央を託されたが、連係もよく、危険地帯では出足のいい守備で相手の攻めの芽を積んだ。チームを勇気付ける2点目も見事だった。
 
5 三浦弦太 6
3バックに移行したことで、恩恵を受け、得意の対人だけに専念できる状態で集中したプレー。高校の先輩にあたる阿部にも厳しく対応し、球際の強さや気迫を見せていた。
 
13 菅沼駿哉 6.5
前半はパスミスがあったが、それを上回る守備の強さを見せ、家長などにも厳しい対応。先制点につながるポスト直撃弾はCKから家長に完全に競り勝って生まれたものだった。
 
22 オ・ジェソク 5.5(71分OUT)
守備の強さを買われ、かつてのチームメイトである阿部らを封じた。親交のある斎藤の投入後は、より気迫あるプレーを見せたが、一度ペナルティエリア内であわやPKの対応も。
 
4 藤春廣輝 6
ウイングバックだと足元で受けた際に窮屈になる傾向があるが、それでも何度か倉田との好連係で鋭い攻め。守備に関しても球際の強さと粘りを発揮し、脆さはなかった。
 
MF
15 今野泰幸 6.5
3か月ぶりのJ1復帰だったが、立ち上がりから気迫十分で川崎の攻撃を封印。守りだけでなく、高い位置にもボールを運び、ブランクを感じさせないプレーはさすがに代表クラス。
 
7 遠藤保仁 6.5
課題の守備についても、いつも以上の気迫で戦う姿勢を見せた。シンプルに縦に繰り出すパスも効果的で、セットプレーからの2点は正確なキックがもたらしたものだった。
 

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