【J1採点&寸評】C大阪0-1広島|“驚愕ショット”の稲垣を高評価!杉本、清武は沈黙…

2018年08月25日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

C大阪――山口は失点の場面で寄せ切れなかった

【警告】C大阪=ソウザ(45+1分) 広島=なし
【退場】C大阪=なし 広島=なし
【MAN OF THE MATCH】稲垣 祥(広島)

[J1リーグ24節]C大阪0-1広島/8月25日/ヤンマースタジアム長居
 
【チーム採点・寸評】
C大阪 5
特に後半は多くの時間で攻めながらも、広島の堅牢なブロックを崩せず。露呈したのは、ゴール前でアイデア不足。DFのマークを剥がすことができず、後半アディショナルタイムの畳みかける攻撃も奏功しなかった。優勝が遠のく手痛い敗戦を喫した。
 
C大阪|採点・寸評】
GK
21 キム・ジンヒョン 5.5
83分のシュートストップは見事だが、稲垣にミドルシュートを鮮やかに決められ、先制点を献上したのは痛恨。やや酷ではあるが、止めていれば流れを変えられたかもしれない。
 
DF
15 木本恭生 6
相手をしっかりとマークして侵入を許さなかった冷静さは好印象。時に高いポジションを取って、ロングパスでチャンスメイクもこなした。
 
22 マテイ・ヨニッチ 5.5
背後を取られた66分など、パトリックのパワーとスピードに悩まされる場面が散見。相手エースに得点こそ与えなかったものの、トータルで見ればやられていた印象が強く残る。
 
43 オスマル 5.5(87分OUT)
素早くパスを味方につけるビルドアップは問題なし。しかし、守備面は減点材料。81分にはパトリックのドリブルを止められず、シュートまで持ち運ばれた。
MF
2 松田 陸 6
球際で熱く激しく戦う姿は頼もしい限りだった。果敢にオーバーラップを繰り返したのも評価できるが、ゴールにはつながらなかった。
 
6 山口 蛍 5.5
中盤だけでなく時に最終ラインまで下がり、要所で身体を張った。リスクマネジメントには目を見張るものがあったが、先制点の場面で寄せ切れず。最終盤のミドルシュートも無情にも枠を外れた。
 
11 ソウザ 5.5(89分OUT)
局面を大きく変えるサイドチェンジは効果的だった一方で、自慢の推進力を発揮できなかったのは残念。不完全燃焼のまま終盤にピッチを去る。
 
14 丸橋祐介 5.5
上がりすぎず下がりすぎずのバランスのとれたポジショニングで、大崩れを防いだ。とはいえ、その分どうしても攻撃面で迫力を欠いた。

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