「蹴る前から完璧だった」 プレミアデビュー戦でゴールを決めたチェルシー新戦力の“コロコロPK”を英紙も賛辞!

2018年08月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

新監督サッリの期待に応えたジョルジーニョ!

PKの絶好機を冷静に決めて、チェルシーの勝利に貢献したジョルジーニョ。プレミアリーグ開幕戦で、早くもその存在感を示してみせた。 (C) Getty Images

 チェルシー期待の新戦力が、プレミアデビュー戦で鮮やかに輝いた。

 現地時間8月11日、2018-19シーズンのプレミアリーグ開幕戦、敵地でハダースフィールドと対戦したチェルシーは、時折、相手に押される場面もあったが、地力の差を見せつけて3-0と圧勝。マウリツィオ・サッリ体制となって公式戦2試合目にして、初の白星を飾った。

 そんな一戦において技ありのゴールを決めたのが、今夏の移籍市場で、サッリに引き抜かれる形でナポリから移籍してきた、イタリア代表MFのジョルジーニョだ。

 この試合、4-3-3のアンカーで起用された技巧派MFは、立ち上がりから指揮官の抜擢に応えるかのように、攻守においてチームの起点となる。そして、チェルシーが1点をリードした44分に見せ場が訪れる。マルコス・アロンソが相手ボックス内で倒されてPKを獲得したのだ。

 この絶好の得点機にキッカーを任されたジョルジーニョは、ゆっくりと助走をつけ、GKベン・ヘイマーが先に左へ重心を倒したのを見計らってから、右へ冷静にゴロのボールを蹴り込んだのだ。

 このジョルジーニョの移籍後初ゴールで点差を広げたチェルシーは、80分にペドロ・ロドリゲスがダメ押しの追加点を奪い、快勝で白星スタートを飾った。

 試合後、英国メディアから高い評価を受けたのは、冷静かつ大胆だったジョルジーニョの"コロコロPK"だ。

 英紙『Telegraph』は、「サッリのチームはいまだ臨床段階にあり、その形を模索している」と記したマッチサマリー内で、「常に支配的ではなかったが、要所で役者が仕事をした。ジョルジーニョもその1人である」とし、PKのシーンを次のように振り返っている。

「ジョルジーニョは自らのプレミアデビュー戦で回ってきたビッグチャンスで、自信を持って堂々とキックした。イタリアとブラジルのハーフは、少しスキップをするかのように間合いを図り、ゆっくりと蹴り出して、相手GKをがっくりとさせる見事なPKを決めた。蹴る前から全てが完璧だった」

 100パーセント満足のいく試合内容ではなかったとはいえ、ジョルジーニョの活躍もあり、開幕戦で勝点3を手にしたチェルシー。ホームで迎える次節は、宿敵アーセナルとのビッグマッチに臨む。

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