【広島】2トップ躍動で4発完勝!! 渡大生の“初得点”に絶対的エースが祝福の言葉

2018年08月02日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

怪我明けの背番号20が見事、先発起用に応えてみせる!

渡(20番)とパトリック(39番)の2トップは、ゴールという結果を出すだけでなく、献身的な守備でも高い貢献を示した。写真:早草紀子(左)SOCCER DIGEST(右)

[J1リーグ19節]横浜1-4広島/8月1日/ニッパツ
 
 目の前に"転がってきた"チャンスを逃さなかった。
 
 2点リードで迎えた49分、柏好文が相手ゴール前に走り出した柴﨑晃誠にロングパスを送る。これを受けた柴﨑は丁寧に後ろへボールを転がすと、走り込んできた渡大生がダイレクトで右足を振り抜き、ゴールネットを揺さぶる。
 
 左足の負傷から復帰後、久々の先発起用に応えてみせた。今季から広島でプレーする渡にとっては嬉しい今シーズン初ゴールであり、「J1初得点」でもあった。
 
 この日、PKとCKからのヘディングシュートで2得点を記録し、勝利の立役者となったエースのパトリックも、背番号20の活躍を喜ぶ。
 
「怪我から戻ってきて、今日はスタメン出場で、なかなか大変だったはずだけど、よくやったと思う。おめでとうと言いたい。素晴らしいゴールだった」
 
 ふたりは守備の面でも健闘を見せた。高い位置から精力的にプレスをかけ続け、横浜のビルドアップを邪魔した。
 
「自分が出れば、彼が(相手の)ボランチをマークしたり。ポジショニングを話し合いながら上手くやっていた。(自分たちの)ボランチを助ける時も、お互いで行こうと」(パトリック)
 
 17節の名古屋戦は最下位のチーム相手に敵地で0-0と勝ち切れず、続く浦和戦はホームで1-4の完敗。そうして迎えた今節の横浜戦だったが、悪い流れを吹き飛ばすような4-1の完勝は、2トップのハイパフォーマンスなくてはなしえなかった。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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