７月24日、Jリーグの公式サイトがツイッター上で「J.LEAGUE TOP10」と題し、レスタ―に所属する岡崎慎司のJベスト10ゴールを発表した。

　栄えある１位に輝いたのは、2009年４月25日に行なわれたJ１・７節柏戦のゴラッソだ。得点が生まれたのは０-１で迎えた77分、岡崎がゴール前に持ち込むと、ヨンソンに展開。この流れから原一樹が再び岡崎にパスを送ると、最後は倒れ込みながらシュートを流し込んだ。岡崎らしい泥臭いフィニッシュに加え、仲間との鮮やかな連係も光るファインショット。トップ評価を受けるに相応しい一撃だった。

　２位以下にも岡崎らしいヘディング弾や豪快なゴールがずらりとランクイン。そのなかでもっとも目を惹いたのが、2009年10月４日のJ１・28節FC東京戦でねじ込んだ得点だ。
 

　３-１で迎えた78分、岡崎はペナルティーアーク付近でパスを受けると力強いドリブルで相手マークを剥がす。右サイドに流れながら豪快に右足でネットに突き刺し、勝負を決定づける４点目を奪取した。

　６位評価を受けたこのゴールが何故、注目に値するゴールなのか。それは岡崎の仕掛けに対応していたのが、日本代表でも長きに渡って共闘してきた長友佑都だったからだ。「あの長友佑都との1対1に勝ってのゴールもランクイン！」とJリーグ公式サイトも謳っており、若かりし頃に熱戦を展開したふたりの対決は見応え十分だ。

　2012年に渡欧するまでに岡崎はJリーグで通算42ゴールを奪った。ドイツ、イングランド、日本代表で活躍してきた日本屈指のストライカーが、今季のプレミアリーグでも今回のベスト10ゴールのような鮮烈弾を決められるか注目だ。