Jデビュー翌日のイニエスタの動向は? 真面目な性格と強い意気込みを感じさせた合流4日目

2018年07月23日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

パスゲームで見せるテクニックはやはり一級品

猛暑にもかかわらず、自ら屋外でのトレーニングを申し入れる。その姿に日本での活躍を期する意気込みが窺えた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 神戸のアンドレス・イニエスタが、J1リーグ17節・湘南戦でのJデビューの狂騒から一夜明け、神戸の練習場でトレーニングに臨んだ。
 
 この日、湘南戦に出場したメンバーのほとんどが屋内での調整メニューだったが、その試合で30分程度の出場に止まったイニエスタは、自らサブ組との屋外でのトレーニングを申し入れたという。

 35度にも上る猛暑の中、鳥かご、パスゲーム、ミニゲームなどを黙々とこなした合流4日目は、給水の時間には頭から水を被る姿も見られ、日本の気候に驚いている様子も見受けられた。
 
 とはいえ、パスゲームで見せるテクニックはやはり一級品で、ほとんどボールを失わず、1タッチまたは2タッチで巧みにボールを捌いていく。ミニゲームでは華麗なシュートでネットを揺らした。
 
 尋常ではない暑さもあり、屋外での練習を回避するのがむしろ普通な状況で、あえて負荷の高い練習に取り組む姿は好印象を抱かせる。助っ人らしからぬ真面目な性格が垣間見られたのと同時に、いち早くフィットしようという強い意気込みが窺えた。
 
 次節は7月28日、柏戦だ。約1週間でコンディションを上げつつ、どこまでチームに馴染めるか。加入後初の先発出場にも期待が懸かる。

【特集PHOTO】神戸のイニエスタ、ついにJリーグのピッチへ!
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
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