「これもルールのひとつだ」「最後のワールドカップになるかも」サッカー界の注目コメント集

2018年07月20日 遠藤孝輔

現実を潔く受け入れたセネガル代表のシセ監督。

今大会から導入された「フェアプレーポイント」の差でグループリーグ敗退が決まったセネガル。(C)Getty Images

≪注目のコメント①≫
「これもルールのひとつだ」
発言者:アリウ・シセ(セネガル代表監督)
 
 戦術と組織の構築力に加え、その出で立ちの良さでも注目を集めた指揮官は、最後の発言でも好印象を残した。フェアプレーポイントでW杯敗退が決まった直後、すぐには割り切れそうにない現実を潔く受け入れたのだ。これぞ飛ぶ鳥跡を濁さず。
 
≪注目のコメント②≫
「最後のワールドカップになるかも」
発言者:ポール・ポグバ(マンチェスター・U/フランス代表)
 
 この言葉だけ切り取れば、意外な発言だろう。まだ25歳のMFには当然、4年後や8年後も世界の檜舞台に立つチャンスが残っている。しかし、本人は「明日のことだって分からない」とロシアW杯に懸ける決意を口にしたのだ。この思いを原動力にして、母国に20年ぶりの優勝をもたらせるか。
≪注目のコメント③≫
「優勝候補はイタリアとオランダさ」
発言者:バスティアン・シュバインシュタイガー(シカゴ・ファイアー/元ドイツ代表)
 
 米国のテレビ番組にゲストとして招かれた際の一言。アメリカンジョークでもかましたつもりだったのか。W杯出場を逃したイタリア、オランダの人々にとっては笑えない冗談だろう。ドイツの早期敗退が決まると、自身のSNSに「ドイツが優勝するだろうな」といった皮肉が溢れかえった。
 
 
≪注目のコメント④≫
「バカげたジャッジだった」
発言者:アラン・シアラー(元イングランド代表)
 
 往年の名FWがお冠だ。イラン対ポルトガル戦で多発したVARの介入による試合の中断に苛立ちを覚えたようで、しかも、そのビデオ判定を用いながらのミスジャッジがあったことに憤慨。故意ではないハンドを反則として、イランにPKを与えたカセレス主審の判定をばっさりと切り捨てた。
 
文:遠藤孝輔
 
※ワールドサッカーダイジェスト2018.7.19号より加筆・修正
 
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