【W杯展望|パナマ×チュニジア】パナマはW杯初勝利を、チュニジアは40年ぶりの2勝目をめざす!

2018年06月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

チームとしての格はチュニジアが上だが。

故障者/パナマ=なし チュニジア=ベン・ムスタファ(GK)、ハセン(GK)、S・ベン・ユセフ(DF)、ブロン(DF)
出場停止/パナマ=ムリージョ(DF)、クーパー(MF) チュニジア=なし

ロシア・ワールドカップ グループG・第3戦
パナマ―チュニジア
6月28日(木)21:00(日本時間27:00)キックオフ/モルドビア・アレーナ(サランスク)

 
 グループリーグ敗退が決まっているパナマとチュニジアの一戦は、前者がワールドカップ初勝利、後者が40年ぶりの勝利を目指す戦いとなる。
 
 大敗を喫したイングランド戦で、重鎮DFのフェリペ・バロイが国民待望のワールドカップ初ゴールを挙げたパナマが次に狙うのは、勝点の獲得。できれば、ドローではなく初勝利といきたいところだろう。

 だが、2戦連続でスタメンに名を連ねていた右SBのマイケル・ムリージョとセントラルMFのアルマンド・クーパーが、このチュニジア戦では累積警告により出場できない。

 チームにとっては大きな痛手だが、彼らに代わって出場機会を得そうなのが、20歳のホセ・ルイス・ロドリゲスと21歳のリカルド・アビラ。ともにベルギーの強豪ヘントのセカンドチームで研鑽を積む左利きの若武者だ。彼らがどの程度戦えるかは未知数だが、この大舞台で得られる経験は、パナマにとって貴重な財産となるだろう。
 
 対するチュニジアは、イングランドから1ゴール、ベルギーからは2ゴールを奪ったことで、CFのワフビ・カズリを中心とした攻撃陣が自信をつけている。確実に勝利を手にするために、パナマ戦ではディフェンス陣のパスミスやセットプレーでの守り方に気を付けたいところだ。

 チュニジアで注目したいのは、今大会初先発が予想されるGKのアイマン・マトルーティ。正守護神のムエズ・ハセン、2番手のファルーク・ベン・ムスタファが相次いで負傷したことで出番が回ってきた、チーム最年長でキャプテンの第3GKだ。
 
 勝てば、1978年大会のメキシコ戦以来となる、ワールドカップでの記念すべき2勝目。相手は格下のパナマだけに、チャンスは十分にある。
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