【日本の勝ち上がり条件】引き分け以上で自力突破が確定。厄介なのは…

2018年06月25日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2試合を終えてなぜ日本が首位なのか

日本は決勝トーナメントに勝ち上がれるのか。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

 日本がセネガルと2-2で引き分け、他方の試合でコロンビアがポーランドを3-0で下した結果、グループHの順位は以下のようになった。
 
1位/日本 勝点4/1勝1分0敗(4得点・3失点)
2位/セネガル 勝点4/1勝1分0敗(4得点・3失点)
3位/コロンビア 勝点3/1勝0分1敗(4得点・2失点)
4位/ポーランド 勝点0/0勝0分2敗(1得点・5失点)
 
 グループリーグの第2戦を終えて、ポーランドの敗退が決定。決勝トーナメントへの2枚の切符は日本、セネガル、コロンビアの3国で争われることになった。日本の勝ち上がり条件を説明する前に、まずは第3戦の対戦カードをご覧いただこう。
 
<ロシア・ワールドカップ グループH・第3戦>
日本―ポーランド
6月28日(木)17:00(日本時間23:00)キックオフ
ヴォルゴグラード・アレーナ(ヴォルゴグラード)
 
セネガル―コロンビア
6月28日(木)18:00(日本時間23:00)キックオフ
サマラ・アレーナ(サマラ)
 
 日本の勝ち上がり条件だが、ポーランドに引き分け以上で2位以内が確定。首位かどうかはセネガル対コロンビア戦の結果で決まる。
 
 ちなみに、順位の決定方法には以下の優先順位が設けられている。
 
1/勝点
2/得失点差
3/総得点
4/当該チーム同士の勝点
5/当該チーム同士の得失点差
6/当該チーム同士の総得点
7/反則ポイント(少ないほうが優秀)
 
 日本がポーランドに、セネガルもコロンビアに勝てば、勝点7で並ぶ日本とセネガルの優劣は「2/得失点差」以下で決まるわけだ。例えば、日本もセネガルも3戦目を1-0でモノにすると、「2/得失点差」~「6/当該チーム同士の総得点」までは同じなので、「7/反則ポイント」で決定されることになる。
 
 反則ポイントの内訳を説明しておくと、一発レッドカード=4ポイント、イエローカード=1ポイント、2枚目イエローカード=3ポイントとなる。現時点での4か国の反則ポイントは次のようになっている。
 
日本/3ポイント(イエローカード3枚=3ポイント)
ポーランド/3ポイント(イエローカード3枚=3ポイント)
セネガル/5ポイント(イエローカード5枚=5ポイント)
コロンビア/6ポイント(一発レッドカード1枚=4ポイント、イエローカード2枚=2ポイント)
 
 つまり、2試合を終えて日本が首位に立っているのは、同勝点のセネガルよりも反則ポイントが少ないからである。
 

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