「半端ないブーム」はロシアにいる日本代表にも到来したのか【ロシアW杯】

2018年06月23日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

日本のベースキャンプ地であるカザンでは…

コロンビア戦で決勝ゴールを決めた大迫。写真:Getty Images

 6月19日のコロンビア戦で決勝ゴールを決めた大迫勇也が一夜にしてヒーローになると、日本国内では「半端ないブーム」が巻き起こったそうだ。確かに、インターネットのスポーツニュース一覧には、「大迫、半端ないって~!」の文字が異様に目立つ。
 
 サッカーメディアに携わっている人間からすればもはや聞き飽きたフレーズである。それこそ今さら感が"半端ない"のだが、こうして改めてクローズアップされるとワールドカップの影響力はやはり大きいと思い知らされる。
 
 さて、日本のベースキャンプ地であるロシアのカザンでも「半端ないブーム」が巻き起こっているかと言えば、そんなことはない。現地で取材していると、コロンビア戦の勝利で日本がどれだけ盛り上がっているかも正直分からない状態だ。
 
 日本代表の選手たちも至って冷静である。「日本での盛り上がりを聞いていますか?」というある記者の質問に対し、酒井高徳は「そう聞いています」とひと言。
 
「大迫選手がフィーチャーされていることに選手たちはどんなふうに感じていますか?」と訊かれても、酒井高は「そのワードは昔から使っているんで(笑)」とさらりと受け流す。「選手たちのなかではそうでもない」と、すでに視線はセネガル戦へと向けられていた。昌子源も大迫の話題とは関係なく「自分の中ではコロンビア戦は終わったんで」と気持ちを引き締めていた。
 
 グループリーグでたかが1勝しただけ。日本代表の面々に浮かれた様子はない。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
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