【W杯 大会7日目プレビュー】カメルーン対クロアチア戦

2014年06月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

“地獄”の環境下で勝利だけを求める両チームが激突する。

派閥争いの渦中に身を置くエトーはピッチ上でも影響力が低下!? カメルーンにとって、エースの欠場がターニングポイントとなるか!? (C) Getty Images

グループA
カメルーンクロアチア
15:00(日本時間19日4:00)キックオフ
アマゾーニア(マナウス)
 
【カメルーンの視点】
 
 サミュエル・エトーが膝の怪我で欠場する可能性がある。エースではあるが、メキシコ戦を見る限りもはや独力で違いを作れる存在ではなく、この欠場はチームにとってプラスにもマイナスにもなりうる。CFはマキシム・シュポ=モティング(初戦は左ウイング)、ピエール・ウェボ、ヴァンサン・アブバカルあたりの起用が考えられる。
 
 負ければグループリーグ敗退が決まる、まさに背水の陣。初戦で出番がなかったジョエル・マティプ、エドガール・サリ、アブバカルなど、勢いのある若手抜擢がありうる。
 
 メキシコ戦では、CFを除くフィールドプレーヤー9人が下がって守備ブロックを作ったが、SBの目の前まで下がる両ウイングは、ボール奪取の後に攻撃に絡めず、カウンターが機能しなかった。同じような展開になると、このクロアチア戦も厳しい展開となる。
 
[得点者]なし
[警 告]1回:ヌンク
 
【クロアチアの視点】
 
 ブラジル戦は出場停止だったマリオ・マンジュキッチが復帰。初戦ではニキチャ・イェラビッチがイマイチだっただけに、このエースの復帰は非常に大きい。また、ブラジル戦で足を痛めたルカ・モドリッチは強行出場とするといわれている。怪我明けのダニエル・プラニッチ(ブラジル戦は欠場)も出場予定と、ほぼベストメンバーで臨むことになりそうだ。
 
 イバン・ラキティッチ&モドリッチの中盤センターは、ブラジル相手にも十分に通用した。一方でトップ下は、存在感がなかったマテオ・コバチッチに代わり、サミールやマルセロ・ブロゾビッチの抜擢がありえる。
 
 イタリアとイングランドの選手が「地獄」と表現したマナウスの過酷な環境で、メキシコ戦のようなハイインテンシティーな戦い方を続けるのは命取り。状況に応じてリズムをコントロールする必要がある。
 
[得点者]なし
[警 告]1回:チョルルカ、ロブレン
 
◆対戦成績&試合結果
 
カメルーン
対戦なし
クロアチア
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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