【J1採点&寸評】FC東京0-0札幌|両GKが惚れ惚れするセーブを連発。右SBの室屋はあの決定機を決めていれば…

2018年05月13日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

FC東京――GKの林は最高級のパフォーマンスを披露

【警告】FC東京=橋本(14分) 札幌=チャナティップ(39分)、宮澤(61分)、都倉(83分)
【退場】FC東京=なし 札幌=なし
【MAN OF THE MATCH】ク・ソンユン(札幌)

[J1・14]FC東京0-0札幌/5月13日/味スタ
 
【チーム採点・寸評】
FC東京 5.5
スリッピーなグラウンドにとりわけ守備陣が苦戦。ボールのバウンドを読めず、いくつか危険なシーンがあった。永井や橋本が好機を決め切れなかった点が悔やまれた。ホームで勝てなかった分、及第点の「6」から「0.5」マイナス。
 
【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 7
試合を通して落ち着いており、試合終了間際にはビッグセーブも。悪天候のなか最高級のパフォーマンスを披露した。
 
DF
2 室屋 成 6.5
雨にも負けず、豊富な運動量で右サイドを激しく上下動。単独で持ち込んだ53分の決定機を決めていればマン・オブ・ザ・マッチだった。
 
3 森重真人 6
ジェイとのマッチアップは見応え十分。「やられてなるものか‼」という気迫が伝わってきた。及第点には届く出来だろう。
 
6 太田宏介 5.5
9分に好クロスからチャンスを演出したものの、後半はなかなか良い形で敵陣に攻め込んでいけなかった。2アシストした前節の多摩川クラシコと比べてしまうと……。
 
48 チャン・ヒョンス 6
 
足の怪我が癒えて9節以来の先発出場。フィジカルの強さはさすがで、試合終盤でも身体を張ったディフェンスで札幌のFW陣を抑え込んだ。
 
MF
8 髙萩洋次郎 6
中盤のバランサーとしていぶし銀の活躍。派手なプレーは少なかったものの、足もとの技術はほとんどブレなかった。枠外に外れた76分のヘッドも、自身の評価を下げるものではない。
 
18 橋本拳人 5.5
5分に際どいミドルシュートを放つなど、思い切ったプレーで中盤に活力をもたらした。ただ、14分のイエローカードは余計だった。
 
38 東 慶悟 6
攻守の両局面でボールに食らいつく姿勢は相変わらず。75分のD・オリヴェイラへの縦パスなどで見せ場はいくつか作った。
 
39 大森晃太郎 6(82分OUT)
28分に小気味いいドリブル突破から永井へ好クロス。直後の29分にも素晴らしいテクニックからチャンスを作りかけたが、いずれもゴールにならず……。それでも交代するまでタフに戦った。

 

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