広島対神戸を視察した森保一コーチが「良かった」と語った選手は?

2018年05月07日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「非常に良いパフォーマンスをしている」

日本代表の森保コーチが、視察した広島対神戸についてコメントした。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ13節]広島2-0神戸/5月6日/Eスタ
 
 J1リーグ13節の広島対神戸に、日本代表の森保一コーチが視察に訪れた。
 
 ゲームは前半に青山敏弘がPKを決め、試合終了間際にパトリックが加点して、ホームの広島が2-0で勝利。3連勝を飾り、勝点を34に積み上げて首位をキープした。
 
 試合後、報道陣の囲み取材を受けた森保コーチは、2012年から17年に指揮した古巣の好ゲームを見たからか、話す表情は明るかった。それでも、今回の目的は「客観的に試合を観て、良かった選手をスタッフミーティングで報告する」ことだと述べる。
 
 そのうえで、後半アディショナルタイムにレアンドロとの1対1でビッグセーブを見せた林卓人について、森保コーチは次のように話した。
 
「レアンドロにシュートを入れられていたら、2得点目はなかった。あそこで決定的な場面を防いだから、最後の得点が生まれた。良かったと思う。今年は13試合やって5失点。PKも何本か止めていて、非常に良いパフォーマンスをしている」
 たしかに今季、この試合に限らず、林の好セーブのおかげで何度も勝点を拾ってきた。3節の鹿島戦、6節の柏戦では、ともに1点をリードした展開でPKをストップし、1-0の勝利に貢献している。
 
 J1首位クラブの守護神の代表招集について、かつてともに戦った恩師は「それは僕が決めることではない」とキッパリ。ただ、「状態の良い選手はスタッフのなかで共有できるよう、報告をしていきたい」と口にした。
 
 最終的には「西野監督が決めること」だが、果たして林の代表招集はあるのだろうか。今後の動向に注目したい。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事