なでしこJ、W杯への新戦力候補9選!! 再開する国内リーグでチェックしておきたい注目銘柄は?

2018年04月27日 馬見新拓郎

鮮烈デビューの高卒新人に、高倉監督の秘蔵っ子ストライカーも

高倉監督は今夏のU-20W杯以降に新戦力の抜擢も示唆している。写真は小林里歌子(日テレ/左上)、林穂之香(C大阪堺L/右上)、武仲麗依(INAC神戸/左下)、宮澤ひなた(日テレ/右下)。写真: J.LEAGUE PHOTOS(小林、宮澤)/川本学(武仲)、馬見新拓郎(林)

 アジアカップ2連覇を達成した「なでしこジャパン」の次なる戦いの舞台は、来年6月に開催されるフランス女子ワールドカップだ。ヨルダンからの凱旋帰国会見で高倉麻子監督は、今夏のU-20女子ワールドカップ後に若手を中心とした新戦力のテストを示唆。なでしこジャパンにさらなる競争の原理をもたらそうとしている。この週末からは「なでしこリーグ」が再開されるが、ここでは、これまで高倉体制での試合出場がなく、今後の代表招集が十分に予想される9名の国内注目選手をピックアップする。

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日テレ・ベレーザ
FW
15 宮澤ひなた(みやざわ・ひなた)


 雪が残る悪条件のなでしこリーグ開幕戦で、高卒ルーキーながら1得点・1アシストの鮮烈デビューを飾った新星。サイドアタッカーとしてチャンスを作りながら得点も生み出す。昨季はU-19日本女子代表としてアジア制覇の原動力となり、今夏フランスで開催されるU-20女子ワールドカップでも活躍が期待される。

日テレ・ベレーザ
FW
18 小林里歌子(こばやし・りかこ)


 怪我によって長く戦列を離れていたが、4月1日のリーグカップで約2年半ぶりに公式戦出場を果たし、2週間後には日テレ加入後初得点を決めた。高倉麻子監督の元では2014年U-17女子ワールドカップ、2015年U-19女子アジア選手権に出場し、いずれも優勝を経験。高倉監督の秘蔵っ子とも言えるストライカー。

ジェフ千葉レディース
DF
4 千野晶子(ちの・しょうこ)


 昨季までサイドハーフを任されていたが、それ以前はサイドバックが主戦場。今季はセンターバックで出場するなど、近年で様々なポジションを経験し、一層プレーの幅を広げた。対人プレーで絶対的な強さを発揮し、昨季はリーグカップ優勝に大きく貢献。ジェフLの『走る・戦う』を体現するファイター。

日体大FIELDS横浜
DF
3 大賀理紗子(おおが・りさこ)


 ジェフL U-18からF日体大に加入後、1年生から試合出場してきたセンターバック。強靭なフィジカルとロングキックで、昨季はなでしこリーグ2部初優勝と1部初昇格に貢献した。守備の要として空中戦を制するだけでなく、ビルドアップも年々精度を高め、F日体大のディフェンスラインを主導する。
 

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