ウクライナ戦の準備はできたか? 昌子源が明かす決戦前夜のチーム事情

2018年03月27日 サッカーダイジェスト編集部

「それで焦っていたら、逆に良い方向にいかんと思う」

ウクライナ戦に向け、チームは「非常に良い雰囲気」(昌子)だ。ハリルホジッチ監督も「勝利という結果を残したい」と意気込む。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

"仮想セネガル"として挑んだ23日のマリ戦は、1-1のドローに終わった。ワールドカップ出場を逃した国を相手に勝ち切れず、さすがに試合直後には「みんなそれぞれ課題を、選手同士で話していた」(昌子源)という。
 
 もっとも、いつまでも表情を険しくしているわけではない。ウクライナ戦を翌日に控えたチームの雰囲気について、昌子は「全然明るかった」と言う。
 
「みんなでやってやろうというか、気持ちが高まっていると思う。非常に良い雰囲気ではないかなと」
 
 昌子自身、反省はするがあまり過去を引きずらず、常に前を向いてポジティブに物事を考えられるタイプの人間だ。ともすれば、この段階でマリ相手に手こずっている現状を悲観する向きもあるが、そうした風潮に流されるほどやわでもない。
 
「ワールドカップまで時間がないと言われたり、練習時間も練習試合も、その回数は少ないけど、それで焦っていたら逆に良い方向にいかんと思う。(本大会が)近いのは分かっている。でもそれで"やらな、やらな"となったら、たぶん余計に上手く回らん気がする。
 
 もちろん、経験がある選手が多いし、そういう人たちは分かっているはずだけど、そうじゃない人たちは焦らずにいることが、ひとつ大事なんじゃないかなと思います」
 
 泰然自若――最終予選も経験するなど、着実に代表での経験値を高めている男は、焦らず、力まず、冷静に、自然体でピッチに立つ。そして「何事もチャレンジしないことには始まらない」と力説するように、自信に満ちたプレーでチームを引っ張ってくれるはずだ。

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