「僕が心配しているのは、世界一の選手かというより…」――18歳の俊英に捧げるメッシの金言

2018年03月23日 遠藤孝輔

品行方正な人物こそ周囲のリスペクトを集めるものだ。

暴言を呟いて大炎上した18歳のネルソン(右)には、謙虚さが大切だと語るメッシ(左)の言葉を捧げたい。(C)Getty Images

≪注目のコメント≫
「クソ野郎だ」
 
発言者:リース・ネルソン
(アーセナル/イングランドU-19代表)
 
 若きドリブラーがやらかした。アーセナルの宿敵トッテナムに所属するデル・アリ向けに、突如としてデリカシーの欠片もない言葉を呟いたのだ。当然ながら自身のアカウントは大炎上。直後に該当ツイートを削除して「怒った人がいるなら謝る。実はハッキングされてね」と釈明したが……。敵地でのトッテナム戦ではブーイングは避けられそうにない。

 
≪ネルソンに捧げる"金言"≫
「僕が心配しているのは、世界一の選手かというより、自分が良い人であるかどうか」
 
発言者:リオネル・メッシ
(バルセロナ/アルゼンチン代表)
 
 リプライを見るかぎりは、ネルソンの釈明を言葉どおりに受け取っている者はほとんどいない。たしかに、お騒がせなフットボーラーもファンの好奇心をくすぐる存在だが、品行方正な人物こそリスペクトを集めやすいもの。未熟な一面を露呈した格好の18歳には、メッシのこの金言を捧げたい。
 
文:遠藤孝輔
 
※ワールドサッカーダイジェスト2018.4.5号より加筆・修正
 
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