【J1採点&寸評】浦和1-2広島|”ふた仕事”で大逆転、川辺に7.5。浦和は揺さぶりに対応できず低めの採点

2018年03月04日 塚越 始

浦和――マルティノスはカットインで見せ場を作ったが…

【警告】浦和=マウリシオ(15分)、阿部(45+1分)、遠藤(70分) 広島=柏
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】川辺駿(広島)

[J1リーグ2節] 浦和1-2広島 3月4日/埼玉
 
【チーム採点・寸評】
浦和 5
広島の特長である2トップを抑えながら、試合の主導権を常に握る手堅い試合運びを見せる。しかし、柴崎投入後に最終ラインの前にできたスペースを使われて2失点……。痛恨の逆転負けを喫し、全体的に低めの採点に。試合後、早くもゴール裏からブーイングが鳴り響いた。
 
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5.5
後半途中まで、ほとんどピンチがなく、集中するのに難しいシチュエーションだった。一度キックミスし、流れを悪くした。そこからリズムを掴んだと思われたが……失点時も彼のスローインミスからの流れで決められてしまった。
 
DF
2 マウリシオ 6
強さと高さのある広島の2トップを抑えながら、高い位置からのキーパスで先制点の起点になる。2失点目は防げたか。
 
3 宇賀神友弥 5.5
攻撃時には高く張り出して牽引。時々逆サイドに回ってきた好調の柏にも仕事をさせなかった。しかしサイドから中央へとポジション移す柴崎への対応を、他の選手と共有したかった。クリアしきれず2点目を与える。
5 槙野智章 5.5
38分のパトリックとの見応えあるマッチアップを制す。ただ後半に入り、危険な位置でのボールロストがあり、そのあたりからリズムも悪くなる。2失点目は大きく撥ね返したかった。
 
6 遠藤 航 5.5
26分、マルティノスをフォローして惜しい左足のシュートを放ち、43分にクロスで先制点をアシスト。ただ、サイドから崩す形が"なんとなく"になっている感も。
 
MF
9 武藤雄樹 5.5(79分OUT)
1節のFC東京戦よりもポジションを時々中央にとり、ゴールに向かう積極性が強く感じられた。それでもコンビネーションから崩す機会はあまり見られなかった。

11 マルティノス 5.5(74分OUT)
カットインやFKなど見せ場は作った。アタッカーというよりも、チャンスメイカーという役割になりそう。その高い個の能力をチームでどのように生かすのか考えたい。

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