ワールドカップ出場に黄信号!? セレソンはネイマール抜きで頂点に立てるのか

2018年02月28日 サッカーダイジェスト編集部

もし手術となれば、復帰は早くて5月上旬か

いわゆる自爆でピッチに倒れ込んだネイマール。右足首を捻挫しただけでなく、指の骨に亀裂が入っていたことも判明した。(C)Getty Images

 世界に衝撃が走った。
 
 2月25日のリーグ・アン27節、マルセイユ戦とのフランス・ナショナルダービーで負傷退場したネイマール。パリ・サンジェルマン(PSG)は翌日、公式ホームページ上でその診断結果を発表し、「右足首の捻挫および第五中足骨の亀裂」という重傷であることが判明した。
 
 PSGが3―0で勝利した大一番の76分だった。相手MFブナ・サールの突破を阻止すべく後方から接触し、ネイマールはもんどりうってピッチに倒れ込んだ。右足首を押さえ、涙を浮かべて担架で運ばれる背番号10。足をひねったのは十分確認できたが、まさか骨にヒビまで入っていようとは……。気になるのはその復帰時期だ。ネイマールの母国ブラジルの放送局『globo esporte』は選手本人が手術を決断したようだと報じ、以下のようにレポートしている。
 
「PSGは当初、傷めているのは足首だけで、レアル・マドリーとのチャンピオンズ・リーグ(3月6日/ラウンド・オブ16第2レグ)に間に合うと楽観視していたが、診断の結果、怪我の状態はより深刻だと知らされた。クラブは明確な復帰時期を示していないものの、今後手術に踏み切る可能性が高く、そうなれば少なくとも1か月以上はかかるだろう」

 
 同メディアがサンプルとして持ち出したのが、セレソン(ブラジル代表の呼称)の僚友であるガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・シティ)のケースだ。

 今回のネイマールとまったく同じ箇所を傷めたジェズスは、昨年2月16日に手術を受けた。戦列復帰を果たしたのは4月27日で、およそ2か月半を要している。「メスを入れれば、普通に考えて2か月は覚悟しなければならない。チャンピオンズ・リーグはおろか、3月の重要なセレソンの2試合(23日のロシア戦と27日のドイツ戦)、さらにはワールドカップ本大会への影響も懸念される」と論じた。
 
 となると復帰は早くても5月上旬で、ワールドカップ開幕の1か月前となる。さすがに本大会を欠場するという最悪の事態は免れそうだが、コンディションをどこまで回復できるかは未知数だ。
 

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